目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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窓を拭く窓の空拭く春立つ日   吹田市  山崎 隆子

窓のガラスを拭いたあと、くもりが消え空がすっきりと見え始める。ガラスの透明と空気の透明が一つになる。立春の日なればこその句である。 【 宇多 喜代子 選 】


   一羽たりとも白鳥の振り向かず   東京都  望月 清彦

白鳥は冬の季語だが、これも北へ帰る春の白鳥を思って読みたい。飛び立って、方向を定めた鳥は、前だけを見て飛ぶ。その直向(ひたむ)きさ。
                                   【 正木 ゆう子 選 】


   女の子同士のバレンタインデー   東京都  松永 京子

親しい女の子同士で、小さな菓子でも贈り合っているのか、こういうバレンタインもいい。あたらしいかるみを感じる一句。                
【 小澤  實 選 】


   見つめてたものは雪ではないけれど   守口市  小杉 なんきん

こういう曖昧さの残る句には、解釈する楽しさがある。作者が実際に見つめていたものは雪でなければ何なのか。私は恋の句と解釈したが。  【 正木 ゆう子 選 】


少しづつ春あっちでもこっちでも   たつの市  西脇 祐則

子供のような表現だが、本当にその通りと思わせる素朴さがいい。少しずつ進んだり、戻ったりしながら待ち遠しい春はやってくる。 あそこでは梅が咲いた。 こっちではもう桃の蕾(つぼみ)がふくらんでいる。              【 矢島 渚男 選 】


地雷なき国に暮らして土筆摘む   東京都  吉田 かずや   
 
季語が「地雷なき」平和を実感させる。野や畔(あぜ)に生える土筆(つくし)をなんの心配もなく踏める嬉(うれ)しさ。                【 矢島 渚男 選 】


春田打つ曹洞宗の寺の前   深谷市  三上 通而

治、寺の前の田を打っている。それだけでも景は見えてくるところ、寺の宗旨が曹洞宗であることまで書かれている。古刹(こさつ)なのだろう。  【 宇多 喜代子 選 】


19.03.27
三本締め   締まらなかった   ― 白鳳   (和辛子)

19.03.26
振り子  止まらないと思っていた  ― 日米野球ファン  (神奈川・諭吉)
   
19.03.25
開花宣言   桜ゴールドが一輪   ― 聖火トーチ   (長野・のん気)


19.03.20
卒業式   私も   ― 平成   (ボウフラ)                   ◎

19.03.19

突然   真っ暗に   ― 電気グルーヴ   (埼玉・三代司)

「終電最大90分遅く」  五輪が待ち遠しい!  ー 飲兵衛  (桑実)   ◎

19.03.18
今年は総選挙なし   AKBのこと   ― 安倍首相   (千葉・おそ松)

瀧容疑者シーンカット  完走はしたい   ― いだてん   (ナナハン)

19.03.14

掲示板   折り紙付きの合格です   ― 京大   (岩手・悦ちゃん)
   
19.03.12
デュエット曲   「ふたりの大阪」   ― 松井一郎知事
                      ― 吉村洋文市長  (三毛乱治郎) 
 
19.03.11
景気後退局面か  前進に気が付かなかった  ― 我が家  (東京・爺G7)

19.03.10
マスクに作業着   隠すのは得意です   ― ゴーン被告   (ナナハン)

19.03.08
作業着で軽ワゴンに  コストカットです  ― ゴーン被告  (神奈川・諭吉) ◎

トマトジュース値上げ  プチトマトに・・・  ― 給料日前  (鶯パンダ)

19.03.05
時短実験  いい気分に戻るかな  ― セブンーイレブン  (群馬・風まかせ)

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【3月のUSO放送】 月間賞は大阪府、会社員 石井 嘉仁 さん(46) の
 「東京で開花発表」 に決まりました。賞金1万円と記念楯を贈ります。
                                                      ( ’19.04.05朝刊 )
 
 東京で開花発表   花道です   ― 日本国民
            イチローどの         (大阪・はるかとそら)      




五十年前の恋文どんどで焼く   清瀬市  神崎 幸子

「五十年前」という具体性が生きた句であろう。どんど焼きの炎に吹き上げられて消えてゆく恋。                             【 矢島 渚男 選 】


   いまひとたびのあふこともがな海に雪   北上市  佐々木 清志

「もう一度会いたい」という和泉式部の和歌の下句に、「海に雪」を付けただけだが、なかなかの雰囲気。虚構でも恋句とはいいものだ。ひらがなの連続が、雪片を思わせる。                             【 正木 ゆう子 選 】


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