目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6
      父の日や買い物メモを形見とす   津 市  加藤 佳子

父自身のメモと解釈すれば、買い物をするほど元気だったと想像できる。独り暮らしだったのかもしれない。死から間もない句だろう。       【 正木 ゆう子 選 】


    再生の力をもてる青蜥蜴するどく逃げて草むらに入る
                             横浜市  本多 豊明

「するどく逃げて」というところが青蜥蜴(とかげ)の行動を活写してよい。ただ逃げるのではなく、するどく逃げる。尻尾を捨てても平気。われわれにも欲しい、この再生の力が。                                【 小池  光 選 】


    桑の実の落ちて地に染む高さかな   相模原市  大谷 千恵子

大きな桑の木の下は、紫の染みだらけ。よく熟れているからだし、高い処(ところ)から落ちるので、潰れるのだ。除(よ)けて歩くだけでなく、高さまで意識し、ちゃんと句にする人は希(まれ)。                       【 正木 ゆう子 選 】


    父の日や引き出し奥の肥後守   東京都  樋山 和夫

かつての少年の日の必需品であった「肥後守(ひごにかみ)」。 これ一つで草木も切ったし、工作にも使い、小動物も捌(さば)いた。いまも引出しの奥にある。引出しの奥は即(すなわ)ち父の胸の奥だ。            【 宇多 喜代子 選 】


    溶接のマスク蹴飛ばし三尺寝   小平市  七木田 清助

三尺寝は職人の昼寝。 溶接に用いたマスクを足元に置いて眠っているのだ。 ごたごたとものが暑苦しく置かれた町工場が見えてくる。       【 矢島 渚男 選 】


カレンダー
06 2019/07 08
S M T W T F S
2 3 4 5 6
7 9 10 11 12 13
14 16 17 18 19 20
21 22 24 25 26 27
28 29 30 31
ブログ内検索
最新コメント
[02/01 ?]
[01/04 佐藤学]
[10/13 kaikoma]
[09/09 葦原 設二]
[06/16 菅邸の意向]
最新トラックバック
バーコード
フリーエリア
ゲイ無料総合サイト
カウンター