目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   牛の骨雪より白し雪の中   永瀬 十悟 ( ながせ とおご )

昔、牧場がいくつもあった。そこも福島原発事故で放射能に汚染された。被曝牛は殺さねばならない。 殺せずに牧場の外に放して立ち去る人もいた。 置き去りにされた牛たちは やがて餓死した。真っ白な骨となって。 句集『三日月湖』から。
                      【 '18.11.04 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】 

                     「雪より白し」は、イメージするのが難しい?


   空蝉を転んで握り潰せし児   八王子市  斎賀  勇

蝉の殻を大切に持って、それに気を取られたのだろうか。転んで潰してしまった。子の落胆ぶりがいじらしい。「転んで空蝉を握り潰した」のだが、語順が入れ替わっているのも一興だろう。                        【 矢島 渚男 選 】


   景色から少しづつ消え百日紅   呉 市  藤岡  翼 

夏のあいだずっと咲いていた百日紅(さるすべり)の勢いがしだいに薄らいできた。いつしかすべて消えてしまう。夏から秋への微妙な季節の変化がうまく表現されている句。                                 【 宇多 喜代子 選 】


   北斎がどこに住もうと猫じゃらし   川口市  渡辺 しゅういち

浮世絵師の北斎は、転居好き。落ちつくことなく、すぐに転居してしまう。どこに住んだとしても、身辺には猫じゃらしが揺れているという。自由な想像力が楽しい。  
                                    
 【 小澤  實 選 】


   バッタ翔(た)つ迷惑さうな貌(かお)をして   浜田市  久保 康輔

バッタが飛び立つときの一瞬の顔が迷惑そうだったという。人間は自然界の厄介者だ、と謙虚に思わないといけないのではないか。かつて巨体化した爬虫類(はちゅうるい)のように人類は脳が発達し過ぎた。             【 矢島 渚男 選 】


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