目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   畑のもの洗っただけの夏料理   三条市  星野  愛

この 「畑のもの」は、殊更の料理無用の夏野菜。 胡瓜(きゅうり)もトマトもざっと洗っただけで皿に載る。 現今、これにまさる贅沢(ぜいたく)はなかろう。
                                   【 宇多 喜代子 選 】


   梅雨の蝶少年院の塀を越す   小金井市  高橋 広子

恵まれないさまざまな境涯を負って収容されている少年たちに思いが行く。あたかも慰問するかのように塀を越してゆく蝶。              【 矢島 渚男 選 】


  抜歯して鏡の中に驚きぬ一瞬父が居るではないか
                            前橋市  豊嶋 秋生

抜歯すると少し顔付きが変わる場合がある。 鏡に写したら、 まざまざと老いたる父親の顔がそこにあった。 下句のリズムが軽快、的確で いかにも一瞬の驚きを伝える。                                   【 小池  光 選 】


友らみな去りてすべなし眼裏(まなうら)に常(つね)うかびくる一(いち)人のあり
                             上尾市  大平 丈一

作者は90歳。 記憶もおぼろになってゆく中で、 くり返し胸に浮かんでくる一人の面影があるという。 この下の句によって、この一首は力づよく生きている。   
                                    【 岡野 弘彦 選 】


   梅雨蝶の樹より湧き出(い)ではや交(つる)む   枚方市  加藤  賢

樹から梅雨時の蝶がたくさん飛び出して来て、そのいくつかがもう交尾しているというのだ。 まるで熱帯のジャングルの中のように、命が満ち満ちているのを感じる。 
                                     【 小澤  實 選 】


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