目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
[800]  [798]  [799]  [796]  [795]  [805]  [794]  [804]  [792]  [791]  [790
ざくろたべ黄泉(よみ)の国へと消えゆけり  田中 瑠璃

しにばしょをこおろぎほたるとはなしてる    高橋かのん

じゅふんさせたくさんはなびうまれけり     田中 真理

第一句目の田中瑠璃(7歳)の句は、ギリシャ神話と古事記の共通点を一句にした。第二句目の高橋かのん(6歳)の句は、イソップ物語をモチーフに村上鬼城の代表句<冬蜂の死にどころなく歩きけり>を彷彿(ほうふつ)させる作品。上五の「死に場所を」が凄い。第三句の田中真理(4歳)の句は、雄しべも花粉を雌しべに受粉させて沢山の花火が生まれた、という発想に驚嘆した。

         【 角川 春樹 選 魂の一行詩 ( 11.08.06 ) より 】


Comment 
Name 
Title 
Mail 
URL 
Comment 
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
最新コメント
[12/31 越中之助]
[12/31 越中之助]
[12/10 ?]
[10/30 読売読者]
[09/06 榎丸 文弘]
最新トラックバック
バーコード
フリーエリア
ゲイ無料総合サイト
カウンター