目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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子どもが警察に駆け込んできた。

「たいへんです、パパが殴られたり、蹴られたりして血を出しています」

警察官が表へ出ると、2人の男が取っ組み合いの喧嘩をしていた。

「今止めてやるからな。
 でも、その前に教えてくれ。どっちが君のパパなんだい?」

「それが分からないんで喧嘩になったんです」
                        【 ’11.02.03 週刊新潮 】


中年男が閉店時間を過ぎたバーから追い出された。
たまたま居合わせた若い男も一緒に店を追い出された。
2人ともべろべろに酔っぱらってすっかり意気投合。
中年男が若い男を自分の家にひきずりこむ成り行きとなった。

「おう、入れ。ここがオレんちだ」

「おひゃましゃあす!」

「どうだ!いい台所だろう。
 ここでオレの女房が毎日メシを作ってくれんだ。
 見かけによらず、あいつの料理はうまいんだぞ」

「へえ」

「それからここがオレのガキの部屋だ。ぐっすり寝てるだろ」

「はあ、可愛い顔してますね」

「で、こっちがオレと女房の寝室だ。
 ダブルベッドがあって、向こう側が女房、で、こっち側がオレだ。
 ほら見ろ、オレが寝てるだろ」
                        【 ’11.01.20 週刊新潮 】



家もなく路頭に迷う人々を救おうと、募金活動をする人たちがいた。
そこに物乞いがやってきた。

「オレにも何か恵んでくれよ。オレは馬券を買う金がほしいんだ」

善意の人は驚いて言った。

「ギャンブルなんかとんでもない! 
 あなたが可哀想なのでお金はさしあげます。
 でも、くれぐれも馬券なんか買わないで、
 何か温かいものでも食べてくださいね」

物乞いはていねいに礼を言って、お金を受け取った。

「お礼はけっこう。
 これは神様が小鳥に恵んでくださった麦の一粒だとお思いください」

そして翌日のこと、また同じ物乞いがやってきて話しかけた。

「オレは神様はすごいと思ったよ。本当にお恵みをくださるんだ。
 オレは今日から生活を変えるんだ」

善意の人は喜んだ。

「あなたにも神の御心が分かりましたか」

「ああ、あんたの言った通り、リトル・バードって馬に賭けたんだ。
 そしたら、それが万馬券でよぉ!」
                        【 ’11.01.20 週刊新潮 】



ある国の将軍様が精神病院を視察した。
案内役が言った。

「閣下にぜひお見せしたい部屋がございます」

「そうか、どんな部屋だ?」

「自分を閣下だと思っている患者がいる部屋です」

「それは面白いな」

その部屋には同じような顔をした50人の患者が、みな同じ服を着て
ふんぞり返っていた。患者たちは将軍様を見ると口々に言いだした。

「何だ、またひとり増えるのか!」

「この大嘘つきめ」

「本物はこのワシだ!」

将軍様は患者たちに取り囲まれて揉みくちゃにされた。
とうとう誰が本物の将軍様か分からなくなってしまった。
側近たちは、どうにかいちばんマトモそうな「将軍」を助け出して連れ帰った。

それは将軍様が隣の国に大砲を撃ち込む前の日の出来事だった。
                        【 ’10.12.16 週刊新潮 】


ある朝、女の子が目を真っ赤にして、泣きじゃくりながら登校してきた。
先生が心配して声をかけた。

「 どうして泣いているの? 」

「 子猫が6匹、生まれたの。
 だけど、だけど、ママが今朝、みんな池に投げ込んで、殺しちゃったの!」 

「 まあ、それは可哀想ね。
 でもね、きっとおウチで飼えない事情があったんでしょ。
 おウチへ帰ったらママとよくお話してごらんなさい 」

「 ちがうの、ママったら酷いの 」

「 どうしたの?」

「 私にやらせてくれるって、約束してたのに! 」
                       【 ’10.12.09 週刊新潮 】



金持ち然とした男が道を歩いていた。 すかさず物乞いが近寄ってきた。

「お金持ちの旦那様、哀れなわたしにお金を恵んでください」

すると紳士は、高級そうな財布を上着のポケットから取り出し、
たった一枚のコインを投げ与えた。

「これっぽちですかい! ケチの旦那。 
 こんな金、何に使えっていうんですか!」

紳士が答えた。

「貧しい人に恵んでやりなさい」
                      【 ’10.12.02 週刊新潮 】


バスが停留場にとまると、息を切らした女性が乗り込んできた。
空いた席がないと分かると、座っている若い男の前に立って、こう言った。

「すみません、席を譲っていただけないでしょうか? 私、妊娠してるんです」

「それは失礼しました。 どうぞ」

座席を女性に譲ると、男は尋ねた。

「今、何ヶ月なんですか?」

女性が微笑みながら答えた。

「たった今、してきたばっかりなの。まだ10分くらいかしら」
                        【 ’10.12.02 週刊新潮 】


75歳のおじいさんが病院にやってきて、
精液の検査をしてくれと医者に頼んだ。
医者は疑問の思ったが、小瓶を渡して、
この中に精液を入れてくるように、とおじいさんに言った。
翌日、おじいさんが持ってきた瓶には何も入っていなかった。

「先生、自分の右手でやってもダメ、左手でやってみてもダメでした。
 女房に手伝ってもらったんですが、やっぱり右手でもダメ、
 左手でもダメ、最後は口でもダメでした」

「おじいさん、無理をなさらなくてもいいんですよ」

「ばあさんじゃ無理だと思って、お隣の奥さんにもやってもらったんです。
 でも、右手でも左手でも、最後は口でもやってもらったんですが」

医者はいささかショックを受けた。

「おじいさん、何もそこまでしなくたっていいじゃないですか」

「ええ、でも、やっぱりダメなんです。瓶のふたが開かないんです」
                        【 ’10.11.25 週刊新潮 】



日本人の観光客が中国へ行ったが、街中で急に尿意をもよおした。
けれども周囲に公衆便所がない。
仕方がないので公園の木立の下で、立ったまま済ませようとしたところを、
警官に制止された。

「ここでの立小便は固く禁じられています」

「すみませんが、どうしても我慢できないんです」

「よろしい、ついて来なさい」

警官に随ってしばらく行くと、白壁のきれいな建物へ案内された。
周囲には花壇がめぐらされている。

「ここでやりなさい」

観光客は白壁に向かって用を足した。

「ありがとうございます。ところで、ここは病院か何かですか?」

「いえ、日本大使館です」
                        【 ’10.11.18 週刊新潮 】



スタイル抜群の女性を連れて、
金持ちの紳士がマンションの物件を見学に来た。

「どうです、500平方㍍で10部屋の超高級マンションです。
 都心の夜景を見下ろしながら、
 お嬢さんはベランダのジャグジーに入れます。
 お家賃は月に300万円になります」

「この部屋がいちばん高いのかね?」

「いえ、じつはこのベランダをこっそり覗ける部屋がありまして、
 そのほうがさらにお高くなっております」
                        【 ’10.11.11 週刊新潮 】


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