目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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修道院で飼っているネコの様子がおかしいというので、
獣医が往診にやってきた。

「心配ありません、シスター。
 このネコはお腹に赤ちゃんがいるのです。
 来月には可愛い子猫が生まれるでしょう」

シスターは表情を固くして言った。

「そんなはずはありません。
 このネコは一度も修道院の外に出していないのです」

すると、そこにもう1匹のネコが姿を現した。

「オスのネコがいるではありませんか。彼が父親です」

「そんなはずはありません! このネコは兄なんです」

                        【 ’12.04.12 週刊新潮 】



天国の入り口にやってきた男が聖ペテロに呼び止められた。

「もしもし、あなたは地上で何か良いことをしましたか」

「ペテロ様、私は女性を助けました」

「ほう、どうやって?」

「はい、深夜の駐車場で若者たちが女性を取り囲み、
 乱暴しようとしていたのです」

「それで?」

「車のトランクから工具を取り出し、
 革ジャンパーを着た男の顔に投げつけました。
 それから、ほかの男たちの腹にケリを入れてやりました」

「私の資料には載っていないのですが、それはいつ頃のお話ですか?」

「たった今ですよ!」

                        【 ’12.03.29 週刊新潮 】



女性団体が警察に抗議を申し入れた。
警察署長は怪訝(かいが)な顔で言った。

「いまや警察もマッチョな集団じゃない。
 婦人警官だって大勢いるし、刑事だって女性が増えているのに」

「そういう抗議じゃないみたいです」

「じゃあ、なんだというのだ?」

「歩行者用の信号に、女性の姿がないのはけしからんと」

                        【 ’12.03.08 週刊新潮 】



刑事が取調室で首をひねった。  

「本当にお前が高級クラブに押し入ったんだな?」

「はい」

「客にピストルを押し付けて、財布から金を抜き取ったな?」

「はい」

「ひとつ分からないことがある」

「なんでしょう?」

「クラブにはダイヤモンドの指輪をした女性がたくさんいる。
 なぜ貴金属には手を付けなかったんだ?」

「家に帰って女房にそんなもの渡してごらんなさい。
 盗んできたんだろ、ってこっぴどくしかられますから」

                        【 ’12.03.08 週刊新潮 】



北海道警札幌中央署は11日、札幌市中央区で風俗店を経営するA子容疑者(46)( 同市白石区 )を風営法違反( 無許可営業 )容疑で、 客として居合わせた札幌OO署留置管理課巡査長、B容疑者(28)(同市厚別区 )を公然わいせつ容疑で、それぞれ現行犯逮捕した。

発表によると、A子容疑者は同日午前1時25分頃、道公安委員会の許可を取らずに、女性従業員にB容疑者の接待をさせた疑い。同署が捜索したところ、店内には男女計16人の客がいて、縄で縛られたB容疑者が、全裸でステージ上にいた。 同容疑者は容疑を認めている。 OO道警監察官室長は「事実関係を調査し、厳正に対処する」とコメントした。

                                                  ( 2012年2月11日  読売新聞 )



父親が息子と薬局へ行った。
コンドームのコーナーで父親が話し始めた。

「お前もそろそろカノジョができてもいい年頃だ。
 セックスのときは必ずこれをつけるんだぞ」

「分かってるよ。でも、どれを買えばいいの?」

「1つづつのバラ売りが若い恋人向きだ。必要なときに買いなさい」

「じゃあ、この3個セットは?」

「一緒に暮らす恋人向きだな。週末の金、土、日で3つだ」

「じゃあ、1ダースセットは?」

「1月、2月、3月・・・・・・で1年分。夫婦用だ」

                        【 ’12.02.16 週刊新潮 】



男が友人とばったり出会った。
ひさしぶりに見る友人の顔は輝いていた。

「宝くじにでも当たったのかい?」

「いいや、家内が死んだんだ。気持ちが晴れ晴れしたよ」

「病死か?」

「いいや、朝から晩まで1日10回、セックスをしつづけたのさ。
 3ヵ月したら、とうとう家内がくたばった」

「それはいい! 俺もやってみよう」

数ヵ月後、友人が男の家を訪ねると、男は見違えるようにげっそりと
頬がこけていた。代わりに奥さんは丸々と太り、元気そうだった。
男はよろよろしながら言った。

「家内はぼくの策略に気づいていない。ざまあ見ろ、あと数日の命だ」

                        【 ’12.02.02 週刊新潮 】



妻を殺した男が裁判にかけられた。
法廷で検事が問いただした。

「つまり、あなたが家へ帰ると、奥さんが見知らぬ男とベッドに入っていた。
 だから奥さんをピストルで撃ったと」

「その通りです」

「しかし、なぜ相手の男を撃たないで、奥さんを撃ったんですか?」

「そりゃあ、毎日べつの男を殺すより罪が軽いじゃありませんか」

                        【 ’12.01.11 週刊新潮 】



近所に住む主婦の井戸端会議。

「お宅はいいわね、屋根の修理に業者さんがすぐ来てくれて。
 ウチなんか電話しても、何ヶ月も待たされてるのよ」

「ウチもずっと待ってるの。
 ねえ、あなたのところはどうして早いの?
 高い料金でも払うわけ?」

「べつに、特別じゃないわ。
 電話するときに、夫が留守だから早くって言えばいいのよ」

                        【 ’11.11.24 週刊新潮 】



男が銀婚式を迎えた熟年夫婦の家に招待された。

「さあ、ぼくのステキな子ネコちゃん、食前酒を出しておくれ」

夫人がシャンパンを持ってきた。

「さあ、ぼくの子ヤギちゃん、食事にしよう」

食事が運ばれてきた。

「さあ、ぼくの小鳥ちゃん、デザートにしよう」

ケーキが運ばれてきた。

夫人が台所に戻った隙に、囁いた。

「たいしたもんだ。この歳になってもまだラブラブじゃないか」

「いや、家内の名前を忘れたんだ」
                        【 ’11.11.24 週刊新潮 】



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