目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   胸の差で勝ちし娘ぞ運動会   能代市  小田嶌 恭葉

運動会の短距離走、僅差で一位となった娘が自慢である。「胸の差」の具体性がいい。その差で勝ったということも誇らしいのである。       
【 小澤  實 選 】


   レシートを ( あなたと食べた、午後9時に、麻婆豆腐 ) お守りにする
                              横浜市  水野 真由美

ただの紙切れを、お守りに変えてしまうのが恋だ。カッコの中の具体性が、その夜のデートを、うまく想像させてくれる。                  【 俵  万智 選 】


   空蝉を転んで握り潰せし児   八王子市  斎賀  勇

蝉の殻を大切に持って、それに気を取られたのだろうか。転んで潰してしまった。子の落胆ぶりがいじらしい。「転んで空蝉を握り潰した」のだが、語順が入れ替わっているのも一興だろう。                        【 矢島 渚男 選 】


   景色から少しづつ消え百日紅   呉 市  藤岡  翼 

夏のあいだずっと咲いていた百日紅(さるすべり)の勢いがしだいに薄らいできた。いつしかすべて消えてしまう。夏から秋への微妙な季節の変化がうまく表現されている句。                                 【 宇多 喜代子 選 】


18.10.28
27年開業綱渡り  お急ぎですか?  ― リニア中央新幹線  (埼玉・ふじ)

18.10.25

天国へ   天女に羽衣を・・・   ― 芦田淳   (富山・白雪姫)     ◎

18.10.24
70歳まで 雇用継続  「あと2期はいける」  ― 安倍首相 (猫じゃらし)  ◎

18.10.18

夢はパイロット  まず、オセロを始めた  ― 子ども  (東京・ナナハン)  ◎

18.10.15

次世代事業で連携   何年縛り・・・   ― トヨタ自動車
                          ― ソフトバンク    (下町人)
18.10.14
引っ越し  豊洲へ行くか銀座へ行くか  ― 築地のネズミ  (ゴカ坊)   ◎

18.10.13
ソユーズ失敗   ゾゾっ   ― 前沢社長   (東京・ひで雪)       ◎

18.10.11
「黄金の左」逝く
  未(いま)だ右に出る者がいない   ― 輪島ファン   (富山・白雪姫)

18.10.10
日本新記録   大迫、半端ないって   ― シカゴマラソン   (鶯パンダ)

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【10月のUSO放送】 月間賞は神奈川県、主婦 青木 恭子 さん(77) の
「 渋谷のハロウィーン 」 に決まりました。賞金1万円と記念楯を贈ります。
                                                      ( ’18.11.06朝刊 )
 
 渋谷のハロウィーン  ああ怖かった  ― お化けたち  (神奈川・ほくろ)                                            



   北斎がどこに住もうと猫じゃらし   川口市  渡辺 しゅういち

浮世絵師の北斎は、転居好き。落ちつくことなく、すぐに転居してしまう。どこに住んだとしても、身辺には猫じゃらしが揺れているという。自由な想像力が楽しい。  
                                    
 【 小澤  實 選 】


   バッタ翔(た)つ迷惑さうな貌(かお)をして   浜田市  久保 康輔

バッタが飛び立つときの一瞬の顔が迷惑そうだったという。人間は自然界の厄介者だ、と謙虚に思わないといけないのではないか。かつて巨体化した爬虫類(はちゅうるい)のように人類は脳が発達し過ぎた。             【 矢島 渚男 選 】


   八月や終りはいつもさみしくて   芦屋市  酒井 大輔

いくた暑い夏であっても、8月の終りには「夏の終り」という気分になる。あの気分が盛夏の終りのさみしさであろうか。                【 宇多 喜代子 選 】


   年寄りの本当の話終戦日   東京都  白木 静子

この年寄りの「本当の話」とは戦争の話であろう。戦争を知らない人たちにはとても本当とは思われないような話ばかりだ。やがて本当の話をする年代もいなくなる。
                                   【 宇多 喜代子 選 】


  風が十字に入り来る居間で過しつつ設計せし夫偲ぶ八月
                              船橋市  荒木 節子

窓から風が十字に入る部屋は夏でも過(すご)しやすいことであろう。設計した夫の力量をあらためて感心しながら、在りし日の姿を偲(しの)んでいる。「十字の入り来る」が印象深い。                          【 栗木 京子 選 】 


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