目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   燕来ぬ地震に傾きたる家に   香取市  関  沼男

地震によって傾いてしまった家にも、あやまたず燕が来てくれた。これから巣作りをするのだろうが、小さな身の燕に励まされる思いである。変わらないことは強い。                         【 小澤  實 選  】


   災害の中の三月果てにけり    福島氏  斉藤 スイ

被災地からの投句が少ない。俳句どころではないのだろう。心が痛む。4月になれば少しでもいい状況になってほしいという深い祈りが込められていよう。
                               【 小澤  實 選  】


  宝永噴火の灰に埋まりしわが耕地一尺掘れば灰の層いづ
                         秦野市  深石 ヒロ

1707年(宝永4年)12月16日、富士山が爆発して宝永山ができ、降灰や砂・泥・水の噴出被害があった。          【 岡野 弘彦 選 】


11.05.30
内閣不信任案  与党が出すってさ  ― 野党  (東京・酒もっと)

負け越しても昇進  八百長防止策です  ― 相撲協会  (プラチナ)

11.05.28
負け越しでも昇進   決まり手「すくい上げ」
                ― 日本相撲協会   (千葉・NOちゃん)

11.05.26
風評被害   いちいち放射線量聞かれる  
                 ― レントゲン検査  (千葉・せいちゃん)

日本語はむつかしい  
  危険性はないが可能性はある  ― 外国メディア  (練馬大根)

11.05.24
天然記念物答申  嬉し鳴きした  ― 宮城の鳴き砂  (間欠泉)

11.05.20
退陣勧告  やめて  ― 菅首相  参議院議長殿  (千葉・やたべえ)

11.05.19
推薦図書  北風と太陽  ― 次世代エネルギー  (長野・辰ちゃん)

11.05.13
非売品   白星   ― 技量審査場所   (静岡・四十雀)

11.05.10
投稿基準   生々しい皮肉は不採用   ― USO放送   (酢豆腐)

11.05.04
尾瀬を売り補償金に? 
  夏がくる前に思い出しました   ― 東京電力   (福島・うとい)

11.05.03
成長    姫から女王に    ― ミキティ    (富山・ミフィ)

11.05.02
クールビズ   前から背すじは寒い   ― 菅首相   (群馬・熊襲)

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5月のUSO放送月間賞は、千葉県、無職 福原 紀雄さん(70)の
「負け越しでも昇進」に決まりました。 賞金1万円と記念楯を贈ります。
                        (11.06.11 朝刊 )
  負け越しでも昇進  決まり手「すくい投げ」 
                 ― 日本相撲協会  (千葉・NOちゃん)



今週の特選句
   学び舎の跡地で校歌口ずさむ  ( 東京都 きようびんぼう 57歳 ) 
     校歌は永遠です。 特選です。

ほかに、
  何故か目が行った恩師の訃報欄     ( 兵庫県 たむ平 54歳 )
     呼んでんじゃねえの? 

  親子二代同じ廊下に立たされる ( 神奈川県 長谷川 彰 62歳 )
     三代めざしましょう、三代!
   
  学校で付いた渾名で今も生き   ( 広島県 山口 初治 79歳 )
     一生の宝物ですね。

  同窓というだけで票を入れてみる ( 神奈川県 岩田  進 68歳 )
     あー、同窓生少なかったんだねぇ、候補者。

 
  東大出 一度触ってみたかった   ( 三重県 浅野  健 79歳 )
     俺もー。俺も触ってみたーい。東ー大ー。




夫が風邪を引いて会社を早退してきた。
が、そのとき妻はベッドで愛人と情事の真っ最中だった。
慌てた妻はどうにか愛人をクローゼットに押し込み、
裸のままベッドにもぐりこんだ。

夫が部屋に入ってきた。

 「ただいま。熱っぽいんだ」

 「あら、お帰りなさい。灯りはつけないで。
  私も頭が痛くて寝ているの」

いきなり夫はむらむらしてきた。

 「そんなのセックスをすれば治るさ」

夫は服を脱ぐと、ベッドに入ろうとした。

 「待って! その前に薬局でアスピリンを買ってきて」

もちろん妻は、その際に愛人を逃がすつもりだった。
夫は服を着て、薬屋へ行った。

 「アスピリンをくれ」

すると店主が言った。

 「これはマルタンさん。 おや、転職なさったんですか?」

 「いや。 どうしてだ?」

 「宅配便の制服を着ていらっしゃるので」
                    【 ’11.05.05 & 12 週刊新潮 】



    平成を励ます如し昭和の日   松戸市  倉林 高次

平成昭和という時代を擬人化して、少しも不自然でない。もろもろの困難を乗り越えた昭和が、後輩である平成の苦闘を見守り、励ましているのだ。昭和の日は4月29日。                 【 正木 ゆう子 選 】


   一日中我は老人のどけしや   名取市  里村  直

被災地の人だが、随分泰然として居られる。「一日中」と言って可笑しみもある。老人は常に老人であるのが当たり前なのでそれが面白いのだ。災害の中でも老人らしく長閑にしていようというのだろうか。 【 矢島 渚男 選 】



   生きている丑三つ時の春夜かな   塩釜市  桜井 洋嘉

真夜中に生きていることを実感する。このとき、誰があの惨事を想像しただろう。3月11日当日、地震発生前の投句。 「いきている」は瞬時の事実でしかないのだ。                       【宇多 喜代子 選】



   土と水太陽があり耕せり    大和郡山市  宮本陶生

耕しに必要なものとして、土と水と太陽とを揚げる。自然の恵みを得て耕している。 この三つがあっても耕すことができない、原発周辺の地の苦しみを思わざるをえない。                    【 小澤  實 選  】


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