目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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今週の特選句
   初めての届に少しかしぐ印    ( 愛知県 平川 貴志 38歳 )  
     何の届なんでしょうね。 ま、特選ですわ。


ほかに、
  開運の印で離婚の判を押す   ( 福岡県 大隈 規秀 71歳 )
     おぉ、運が開けましたね。奥さんに。

  押されると不安が募る太鼓判   ( 東京都 安達 秀幸 59歳 )
     そうなんだよ。押す方は気楽だけどな。
   
  印象をそのまま述べる無神経  ( 滋賀県 三國 征男 72歳 )
     なんて正直なお人柄なの。

  目印にされるボロ家に住んでいる ( 長野県 加藤 修 62歳 )
     世間の役の立ってますねぇ。


  赤飯を前によそよそしい父娘      ( 東京都 縦横 55歳 )
     二人ともいらねえんなら俺食べちゃうよ。


  印の字がEDに見えて動揺す  ( 神奈川県 玉生弘昌 ?歳 )
     気にしすぎだよ、あぁた。




  黒髪のみだれもしらずうちふせばまづかきやりし人ぞ恋しき
                       和泉式部 ( いずみしきぶ )

黒髪の乱れるままに嘆き伏す女性。その心に中では髪を撫(な)でてくれた昔の男を思い出している。 冷ややかな黒髪のひとすじひとすじがその手の感触を記憶して、懐かしさに震えているかのようだ。女心を歌の調べにのせて豊かに歌いあげる。               【 四季 ・ 長谷川  櫂 選 】


  「君、あんなに美人の秘書をどうしてクビにしたんだい?」

  「昨日は私の誕生日。なのに、家族もうちの社員も、
  朝から祝いの言葉のひとつかけてくれない。
  いやな気分でいたら、秘書が『お誕生日、おめでとうございます。
  良かったらランチをご一緒しませんか?』と声をかけてくれたんだ」

  「そりゃ嬉しかっただろう?」

  「ああ、しかも 『このまま会社に戻らないで、私の家でお祝いの
  続きをしましょう』 だってさ!」

  「おお!」

  「彼女の家に行くと、酒が出てきた。そして耳元で囁くんだ。
   『用意してくるので待っていてください』 と」

  「いよいよだな!」

  「彼女はキッチンから大きなケーキを持ってきた。
  だが、その後ろから私の家族と部下が『ハッピーバースデー』を
  歌いながら入ってきたんだ」

  「良かったじゃないか!」

  「バカを言うな! こっちは真っ裸で立ってたんだぞ!」

                       【 ’11.06.16 週刊新潮 】


ある大富豪が昼間、妻の浮気を疑って家に電話をかけた。メイドが出た。

  「私だ、家内を出してくれ」

  「奥様は寝室にいらっしゃいます」

  「熱でも出たのか?」

  「いいえ、男性のお客様がいらっしゃって・・・・・・」

  「いいか、書斎の机の引き出しにピストルがある。
  それで2人を撃ち殺したら、お前に豪邸を建ててやる」

  「承知しました」

男は電話をつないだまま待った。
銃声が2発聞こえて、メイドが電話口に戻ってきた。

  「だんな様の言うとおりにしました。これからどうしましょう?」

  「死体を庭のプールの横に埋めろ」

  「あの、旦那様。 庭にプールはありませんが・・・・・・」

  「すみません、間違い電話でした」

                       【 ’11.06.16 週刊新潮 】


   バナナ食ふ不運の続く筈もなし   美唄市  井上 裕之

不運が続けば、今後不運にみまわれる可能性は減る。人生肯定の思いがうれしい。バナナは甘く、食べるのに刃物はいらない。明るい思いに、バナナという果物が似合う。                    【 小澤  實 選  】


   眉描かぬ未完の顔のひと一人乗り込んできし早朝のバス
                          東京都  小菅 暢子
 
化粧の続きは、バスの中でするのだろうか。「未完」というやや大げさな一語が、描きかけの絵画や途中の作品を思わせて、面白い。 【 俵 万智 選 】


  ヒロシマのくだけちる音きこえたり   たなか るり
  風ときてまた風とゆくすばるの忌      同

  ぼくたちは未来の底にすんでいる   たなか まり

一句目は、8月6日に行われる原爆の慰霊祭を詠(うた)った作品。
二句目は、私の母・照子の忌日を次の私の作品を踏まえて作句した。   
  < 母坐るところに春の風があり   春樹 > 
一方、たなかまりの句は、今回の福島原発事故を詠んだ。
「未来」ではなく、「未来の底」と言ったところが凄(すご)い!
たなかるりは7歳、妹のまりは4歳。2人の天才少女の出現によって、
「魂の一行詩」の文学運動は新たなるステージに入ったと断言できる。
         【 角川 春樹 選 魂の一行詩 ( 11.06.04 ) より 】


今週の特選句
   紙芝居帰って夕飯までメンコ   ( 愛知県 川越 公応 61歳 )  
     ご飯だよ~。おかずは特選だよ~。


ほかに、
  ただ今と一人芝居の灯をともす  ( 北海道 松永  格 80歳 )
     どこかでおかえりって言ってますよ。

  指鉄砲ちゃんと倒れる大阪人  ( 大阪府 渡辺 たかき 51歳 )
     知事もそうなのかなぁ。
   
  「芝居」でも「夢」でもいいです覚めなけりゃ 
                     ( 静岡県 長澤 かおり 39歳 )
     そろそろ目覚めなさいよ。

  幕間でも嬰児(やや)に乳やる旅役者 
                      ( 大阪府 中野 澄男 71歳 )
     ねえさん、そろそろ次の幕が開きます。


  上演中ご遠慮下さいそのあくび ( 神奈川県 露木 政夫 55歳 )
     落語会もね。




美術館の片隅に、大理石の大きな塊が無造作に置かれてあった。
見学者がその前で足を止めた。

 「これも彫刻なのかしら?」

 「ほら、作者と題名が書いてある」

 「とても 『努力』 には見えないわ」

そこにちょうど通りかかったガイドが、見学者の疑問に答えた。

 「この彫刻家はここまで自分で担いで運んできたのです。
  しかも、これが遺作となりました」
                        【 ’11.06.09 週刊新潮 】


11.06.29
後悔  淡白だったかな  ― 安倍、福田元首相  (東京・閑人)

11.06.26
宮城沖に  ボランティア中です  ― 中国調査船  (千葉・おそ松)

11.06.22
スパコン「世界一」  いちいちうるさいわネ  ― 蓮舫  (愛知・笑庵)

11.06.21
2020年五輪誘致    「延命策ですか?」    ― 菅総理
             石原都知事殿      (東京・猫じゃらし)

ごみ発電  捨てたものではない  ― 清掃工場  (やす彦)

11.06.18
伊で脱原発  
 仏の顔と金次第です  ― 今後のエネルギー  (岐阜・コロちゃん)

11.06.16
宇宙酔い   地球が回って見える!?  ― 古川飛行士   (酢豆腐)

11.06.14
お中元   電気を贈りたいが   ― 田舎の親   (富山・地獄谷)

11.06.09
高い安い?  割り切れぬ  ― 450㍍3000円  (群馬・おのこ)

11.06.08
通信障害   ドコモ通じない   ― 利用者   (和辛子)

11.06.06
海へ?  会社へ  ― スーパークールビズ  (千葉・せいちゃん)

11.06.05
復旧のめど    3場所くらいでしょう   ― 放駒理事長   
         菅首相どの             (神奈川・そんな弘)

出生率1.39   産休の後が心配   ―女性会社員  (酢豆腐)

11.06.02
衣替え   考えておりません   ― 菅政権   (新潟・天狗)

スーパークールビズ   
   「見に来てほしい」    ― 相撲部屋    (猫じゃらし)

11.06.01
合憲    規律です    ― 君が代     (東京・爺G7)

本音    復興より復権!    ― 政界     (不謹慎)
  


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