目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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被災地の子どもたちに10年募金を!  【文藝春秋 2月号より】

  もうリーダーたちには期待できない。
  東北の未来のために大人ができること―――

     塩野七生(ななみ:在イタリア作家) * 安藤忠雄(建築家)

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   「桃・柿育英会」事務局
     電話 06-6371-2227
     http://momokaki.org/index.html

    継続寄付の募集については昨年12月末で終了。
    一般寄付の申し込みは2012年以降も随時受付中。
    詳しくは事務局まで。



   達筆の余白も美(は)しき寒見舞   八王子市  村上 義一

なにもかもが印字で処理されるようになった今どき、このような、字も余白も美しい「寒見舞」を手にすることも少なくなった。 そんな見舞状への愛惜が伝わる句。                       【 宇多 喜代子 選 】



   地球の影届くところに冬の月   足利市  長  芳男

地球の影に月が入る月食は確かにこうも言える。 言えるが、なかなかこんなふうには誰も言わない。 月はそれほど近くにあるのだ。 月食は地球の影が見える唯一の機会。                    【 正木 ゆう子 選 】



   昔むかし伝書鳩一羽が賞品のクイズありけり少年雑誌
                        佐世保市  近藤 福代 

そう、ぼくも覚えている。思わず胸がときめいた。少年倶楽部だったろうか。 年頭からなつかしのメロディー的になった。        【 岡野 弘彦 選 】


  入院のわが鬚も爪も伸びにけり天遣(やらは)るる須佐之男を思う
                            東京都  山崎 豊彦

長期入院の後の感慨だが、なにしろ連想のスケールが大きい。日本神話の中で苦悩も怒りも、愛情においても最も深くはげしい神、須佐之男を髣髴とさせる。現代人の衰微してしまった感情を一気にふりはらうような気迫で、病気も退散するだろう。折しも今年は古事記成立1300年に当る。
                                 【 岡野 弘彦 選 】 

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  「ままへ。いきてるといいね」の新聞の四歳の子の手紙に泣ける
                           平塚市  星野 一英

悲劇が感動をもたらすということをこの一首は教えてくれる。後に「おげんきですか」と続く。それが全文。昨年3月31日付の本紙一面に写真入で掲載され強いインパクトを与えた。紙面の記事と読者が短歌を通じてダイレクトに反応しあうという意味で、新聞歌壇ならではの一首となった。 
                                【 小池  光 選 】

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 乾パンに咽(むせ)びて水を流し込む今日を生き抜くそれだけのため 
                           岩手県  小田 わか

東日本大震災により被災した作者。水も食べ物も入手困難な中、必死で常備食の乾パンを飲み込んでいる。「今日を生き抜く」の率直な決意。  そして「それだけのため」のぎりぎりの覚悟。一語一語嚙(か)みしめるような言葉の背後から、心情が伝わる。震災を詠んだ歌の中で、とりわけ印象に残った一首。                        【 栗木 京子 選 】


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 このままでいいはずはなくこのはずく頭の中でホーホーと鳴く
                           塩釜市  佐藤 龍二

震災以降、以前にもまして積極的に歌作にとりくみ、多くの秀歌を寄せてくれた佐藤龍二さん。直接震災を詠んだ力作もあったが、少し距離を置いてウィットを効かせ、精神性を感じさせるこの歌が、一番心に残った。
「このままでいいはずはない」という気持ちが、読者の心にもホーホー響く。
                               【 俵  万智 選 】 




  団栗(どんぐり)の袴はむしろパンツにて   鹿嶋市  津田 正義

(かくと)という、実の受け皿のような部分。帽子かと思っていたが袴でもいいわけで、パンツと聞けば、それも成る程と思われて楽しい。
                               【 正木 ゆう子 選 】



   ゐないゐないばあにきやつきやとちやんちやんこ
                        神奈川県  熊谷 郁子

祖母の「ゐないゐないばあ」に幼い孫が「きやつきやと」反応している。
「ちやんちやんこ」は祖母も孫も着ているのだろう。   【 小澤   實 選 】



   信州の林檎信濃の新聞紙   相模原市  芝岡 友衛

長野から林檎(りんご)が届いた。傷まないための詰物は地方新聞である。思わず広げて読んでしまう。「信州」「信濃」と重ねたのも楽しい。
                               【 小澤   實 選 】



12.01.30
親方株   管理銘柄ですね   ― 文科省   (東京・壱円玉)

12.01.29
通信障害   鳴っとらん!   ― 携帯電話   (静岡・鯖男)


12.01.19
パイロット出身社長  
  上昇気流に乗せてほしい   ― 日航   (北海道・ちょこ)


12.01.18
行革調査会長代理  2番でもいいんです  ― 蓮舫  (とんち王子)


12.01.12
超難問  
 実行された公約を3つ選べ  ― センター試験 (静岡亜・はまゆう)

「食べログ」不正   一杯食わされた!   ― 利用者   (酔狂)


12.01.10
ストラディバリ実験  
  ドの音も変わらない    ― パリ大学    (東京・酒もっこ)

12.01.09
出頭   身分証をご持参ください   ― 警視庁
        指名手配犯へ              (荻庵)


12.01.06
門前払い   昔 ― 有名大学
         今 ― 警視庁        (北海道・あのね)

12.01.05
たすきリレー   財政赤字   ― 歴代首相   (静岡・しんちゃん)


12.01.04
多い間違い   「大阪都」   ― 年賀はがき   (千葉・おそ松)


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1月のUSO放送月間賞は、群馬県、自営業 関口春道さん(62)の
「配布ミス」に決まりました。 賞金1万円と記念楯を贈ります。
                                                    ( ’12.01.04 朝刊 )
 配布ミス  
   「社会」問題です   ― 受験生   ( 群馬・極楽トンボ )




近所に住む主婦の井戸端会議。

「お宅はいいわね、屋根の修理に業者さんがすぐ来てくれて。
 ウチなんか電話しても、何ヶ月も待たされてるのよ」

「ウチもずっと待ってるの。
 ねえ、あなたのところはどうして早いの?
 高い料金でも払うわけ?」

「べつに、特別じゃないわ。
 電話するときに、夫が留守だから早くって言えばいいのよ」

                        【 ’11.11.24 週刊新潮 】



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