目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   今までに五六度の旅広島忌   下田市  和泉  好

この旅は今にいたるまでに試みた大きな旅の数か。そのうちの一つに広島があったのだろう。                     【 宇多 喜代子 選 】


  資料館出づれば燃ゆる夕空の朱(あけ)にをののく今日原爆忌
                          東京都  高田 庸子

東京の作者が原爆の日に広島へ出かけていっての作だろう。一時、日本人の心から原爆体験が薄れたような感じがあったが、去年から今年、印象が切実になった。                       【 岡野 弘彦 選 】



今週の特選句
   タクシーに乗って淋しき顔となり  ( 東京都 下田 カーエ 60歳 )  
     ただネオンだけが流れてゆきます。 特選。

ほかに、
  返事ないから十円の釣りも取り ( 東京都 佐々木 冬彦 64歳 )
     あー、これ、わかるな・・・。

  裏道に入って裏目に出てしまう   ( 島根県 石見んちゅ 51歳 )
     工夫すると大概、裏目に出ますよね。

  タクシーを実家の少し前で降り   ( 東京都 冨江 治夫 72歳 )
     何だねこの子は、遠慮しなくてもいいのに。


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  ■
募集お題 「 栗 」
  ■「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
  ■住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
    お題を明記してください。
  ■締め切りは9月12日(消印有効)です。
    なお応募作品は返却いたしません。
    また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
    特選句には賞金を差し上げます。
  ■ご記入いただきました個人情報は、
    本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
  ■宛先 〒102-8008
    千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


陸上男子200mのオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)は独走状態だったが、残り100mを切り、ブラジル選手が猛追。ゴール直前でかわされた。2位に終わったピストリウス選手はレース後、「彼の義足は異様に長い。これでは彼のストライドの大きさに対抗できない。100mを過ぎてから8mもの差を追い付くなんてありえない」と不満を爆発させた。

ピストリウス選手が問題視したことについて、国際パラリンピック委員会(IPC)は「規定にのっとっており問題ない。 出場した全選手の義足を確認し、全員が規則に準じている」とのコメントを発表した。
                  (2012年9月3日16時14分 読売新聞)

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ピストリウス選手は3日になって、「レース直後に主張したのは不適切だった。(優勝した選手に)敬意を払いたい」との声明を出し、結果は受け入れる姿勢を示した。           (2012年9月4日00時18分 読売新聞)

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【ロンドン】5日夜(日本時間6日未明)、陸上男子400メートルリレーで、オスカー・ピストリウス選手(25)がアンカーを走った南アフリカは41秒78の世界新記録で優勝した。

レース後、ピストリウス選手は、2日の200m決勝で1位になったブラジルのアラン・オリベイラ選手(20)の義足が長いと批判したことを謝罪した上で、「義足をつけた時の身長は一定であるべきだ」などと、国際パラリンピック委員会(IPC)に現行規定の見直しを求めていくことを改めて強調した。

ピストリウス選手は「僕は競技用義足と日常の義足で身長は変わらないが競技用義足をつけると、はるかに身長が高くなる人がいる。 種目の違いや予選と決勝などで、義足を使い分けるのもおかしい」と話した。
                 2012年9月6日12時02分読売新聞)



   夏がゆく僕はまた置いていかれる   岩手県  森沢 優雨

やってくる夏の輝きに乗れないと嘆くのではない。ゆく夏に置いていかれると言っているのに胸を衝かれる。身に引きつけた表現に、「自分も」と共感する人も多いと思う。                     【 正木 ゆう子 選 】


   祈りとは生きていること秋の蝉   茨城市  瀬戸 順治

人生を直截に詠むのに俳句は向いていないが、今回はなぜかそんな佳作が目立つ。「生きてゆくこと」でなく、「生きていること」。  【 正木 ゆう子 選 】  
      【注】 直截(ちょくさい) : 「ちょくせつ」のなまり。「簡明 -」


   流燈の待ち合せゐる淀みかな   水戸市  中崎 正紀

流燈が少し流れたところの淀みで、後からくる友達を待っているかのように 立ち止まっている。盆の情趣あふれる秀作であろう。  【 矢島 渚男 選 】


  もうそろそろ休もうかと思う傍らをメロスが走るボルトが走る
                         横浜市  森  秀人

未明まで起きてロンドン五輪を見ていた方々も多かっただろう。夢とうつつの境でメロス(太宰治の小説『走れメロス』の主人公)の走りまで見た作者。下句が個性的。                     【 栗木 京子 選 】


  水切りの石とび跳ねて沈みけり水底深き石のさみしさ
                       別府市  松本 三四

水切りの上手な作者なのだろう。きれいに水上を滑っていった石。それから深い水底に沈むのである。たぶん二度と水切りに用いられることもなく。
                                【 小池  光 選 】


12.09.27
シンゾウ破りの坂  越せなかった  ― 総裁4候補  (静岡・鯖男)


12.09.26
厄年  四十にして惑う  ― 日中国交  (神奈川・そんな弘)


12.09.19

「つれて逃げてよ」
  だめだ100円足りない  ― 矢切の渡し値上げ  (酢豆腐)


12.09.13
「近いうちに」   総裁の交代だった   ― 自民党   (ゴカ坊)

12.09.12
旬  マンゴーからハッサクへ  ― 前宮崎県知事  (荒川八兵衛)


1209.08
尖閣諸島海域  水面下が見えない  ― 国民  (神奈川・粋老人)

12.09.07
官製談合容疑  
  うまく回っていたのだが   ― 陸自ヘリ   (青森・やませ)


12.09.06
ドイツに完敗   独走を許した   ― ヤングなでしこ   (プラチナ)


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9月のUSO放送月間賞は、神奈川県、無職 井上 弘さん(69) の
「 厄年 」 に決まりました。 賞金1万円と記念楯を贈ります。
                         ( ’12.10.05 朝刊 )

  厄年  四十にして惑う  ― 日中国交  (神奈川・そんな弘)  




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