目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
生前の妻の振る舞い少しだけ嘘を加えて娘に話す
加古川市 井口 睦男
夫である作者だけが知る亡妻の一面。娘といえども語れないこともある。「少しだけ嘘（うそ）を加え」に心情の機微がうかがえる。 【 栗木 京子 選 】
加古川市 井口 睦男
夫である作者だけが知る亡妻の一面。娘といえども語れないこともある。「少しだけ嘘（うそ）を加え」に心情の機微がうかがえる。 【 栗木 京子 選 】
秋晴れや声では勝った応えん団
東京都 千代田区立昌平小学校４年 山形 倭賀子
秋晴れの空の下、運動会が開かれたのです。 競技では負けてしまったけれど、応援団（おうえんだん）の声の大きさでは勝っていたと言ってのける作者の負けん気に圧倒（あっとう）されました。やりとげた達成（たっせい）感と、負けてしまったくやしさ、両方を感じます。 【 ’１４．１１．０８ KODOMO俳句 高柳 克弘 選 】
東京都 千代田区立昌平小学校４年 山形 倭賀子
秋晴れの空の下、運動会が開かれたのです。 競技では負けてしまったけれど、応援団（おうえんだん）の声の大きさでは勝っていたと言ってのける作者の負けん気に圧倒（あっとう）されました。やりとげた達成（たっせい）感と、負けてしまったくやしさ、両方を感じます。 【 ’１４．１１．０８ KODOMO俳句 高柳 克弘 選 】
今週の特選句
キャッチホン貴方一人の為に付け （ 兵庫県 安達 三八子 ６０歳 ）
よォよォ御両人！ ブルルルル、特選！
ほかに、
捕手がのたうちまわるわけ娘に聞かれ （ 新潟県 小林 悟 ６３歳 ）
実演して見せてさしあげて。
キャッチしたブーケの数は十を越え （ 静岡県 石川 柳寿 ５９歳 ）
どーすんだ、そのコレクション。
投げキッスキャッチしたのは知らぬ人 （ 東京都 手塚 銀平 ９３歳 ）
コントロールが悪いんだってば。
うま過ぎるキャッチコピーで買うの止め （ 高知県 藤田 邦夫 ８１歳 ）
どうも信用できねェ。
駅前のキャッチセールスオレを無視 （ 岡山県 石塚 洋二 ４５歳 ）
なんだろう、この淋しさ、この虚無感。
得意げな少年の手のカブトムシ （ 大分県 本郷 久味 ６６歳 ）
おおっ、大きいの捕まえたなぁ。
凡フライキャッチしそこね終わる夏 （ 大阪府 渡辺 たかき ５４歳 ）
今は苦くても、いつかいい思い出になるさ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ 募集お題 「 生姜 」
■ 「お題」にそった川柳を、はがき１枚につき１句から５句まで。
■ 住所・氏名（ペンネームの場合も必ず本名を）・年令・電話番号・
お題を明記してください。
■ 締め切りは１１月１２日（消印有効）です。
なお応募作品は返却いたしません。
また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
特選句には賞金を差し上げます。
■ ご記入いただきました個人情報は、
本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
■ 宛先 〒１０２－８００８
千代田区紀尾井町３－２３ 週刊文春「川柳のらりくらり」係
キャッチホン貴方一人の為に付け （ 兵庫県 安達 三八子 ６０歳 ）
よォよォ御両人！ ブルルルル、特選！ほかに、
捕手がのたうちまわるわけ娘に聞かれ （ 新潟県 小林 悟 ６３歳 ）
実演して見せてさしあげて。キャッチしたブーケの数は十を越え （ 静岡県 石川 柳寿 ５９歳 ）
どーすんだ、そのコレクション。投げキッスキャッチしたのは知らぬ人 （ 東京都 手塚 銀平 ９３歳 ）
コントロールが悪いんだってば。うま過ぎるキャッチコピーで買うの止め （ 高知県 藤田 邦夫 ８１歳 ）
どうも信用できねェ。駅前のキャッチセールスオレを無視 （ 岡山県 石塚 洋二 ４５歳 ）
なんだろう、この淋しさ、この虚無感。得意げな少年の手のカブトムシ （ 大分県 本郷 久味 ６６歳 ）
おおっ、大きいの捕まえたなぁ。凡フライキャッチしそこね終わる夏 （ 大阪府 渡辺 たかき ５４歳 ）
今は苦くても、いつかいい思い出になるさ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ 募集お題 「 生姜 」
■ 「お題」にそった川柳を、はがき１枚につき１句から５句まで。
■ 住所・氏名（ペンネームの場合も必ず本名を）・年令・電話番号・
お題を明記してください。
■ 締め切りは１１月１２日（消印有効）です。
なお応募作品は返却いたしません。
また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
特選句には賞金を差し上げます。
■ ご記入いただきました個人情報は、
本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
■ 宛先 〒１０２－８００８
千代田区紀尾井町３－２３ 週刊文春「川柳のらりくらり」係
女児二人たがひの鼻へ猫じゃらし 東京都 伊藤 博之
女の子ふたりが、猫じゃらしで、鼻をくすぐりあっている。猫じゃらしならぬ人じゃらしである。あたらしい玩具を見つけたことが、うれしくて、笑い続けていよう。＜そのまま＞
【 小澤 實 選 】
女の子ふたりが、猫じゃらしで、鼻をくすぐりあっている。猫じゃらしならぬ人じゃらしである。あたらしい玩具を見つけたことが、うれしくて、笑い続けていよう。＜そのまま＞
【 小澤 實 選 】
心にもゆとりの少し生まれいでほんとの子育て猫にする日々
前橋市 久保田 桂子
子育てのときにはなかった心の余裕。反省点を生かしつつ、今は猫を育てている。「ほんとの子育て」に重みが感じられる。 【 栗木 京子 選 】
前橋市 久保田 桂子
子育てのときにはなかった心の余裕。反省点を生かしつつ、今は猫を育てている。「ほんとの子育て」に重みが感じられる。 【 栗木 京子 選 】
メールではだめなものらが集まって連れられてゆく郵便ポスト
東京都 武藤 義哉
メール全盛の時代。手紙や葉書（はがき）は、メールでは済まされないという特別な意味を帯びるようになった。 どことなく寂しげなのは、少数派だからだろうか。
【 俵 万智 選 】
東京都 武藤 義哉
メール全盛の時代。手紙や葉書（はがき）は、メールでは済まされないという特別な意味を帯びるようになった。 どことなく寂しげなのは、少数派だからだろうか。
【 俵 万智 選 】