目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   脚立据えひと日柿もぎ一個づつ紙に包みて送りし昔
                        四街道市  出浦 章子

一個づつ紙に包んだというところが具体的で情景が目に浮かぶ。紙はおそらく新聞紙であろう。なつかしい秋、なつかしい人々。作者はふかく過ぎ去りし日を思い出している。                                【 小池  光 選 】


14.12.31
カウントダウン   寝ないで下さい   ― ひつじ   (静岡・ほい)    ◎

14.12.28
「期限付き」辞任  その手があったか  ― 海江田代表  (神奈川・象と蟻)

記念スイカ大増刷  「買う気がなくなった」  ― 収集家  (猫じゃらし)

14.12.27
また混入   虫だけじゃなかった   ― ES細胞   (山形・コービー)

最後の仕事   内閣防衛   ― 江渡前防衛相   (イサオ)

14.12.26
求人票   裏も読んでください   ― ハローワーク   (富山・琳リン)

14.12.20
大掃除   廃棄へ   ― かっぽう着   (東京・下町人)         ◎


14.12.16
討ち入り  返り討ちにあった   ― 野党   (栃木・安出流泉)

14.12.13
演説   マララさんにはかなわない   ― 候補者   (東京・トラさん)

14.12.09
投票率   10%アップを!   ― 選管   (富山・ミフィ)

14.12.05
はやぶさ2   絶対戻ってこような   ― 前議員   (東京・ゴカ坊)

14.12.04
逝く   一番星  見つけた   ― トラック野郎   (山口・ぽっぽや)

重複立候補   「滑り止めかぁ」   受験生   (面単貧)

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     
【 12月のUSO放送 】 月間賞は、東京都、無職 河合成近さん(81) の
「はやぶさ2」に決まりました。賞金1万円と記念楯を贈ります。
                                                     ( ’15.01.09 朝刊 )
 
  はやぶさ2  絶対戻ってこような  ― 前議員  (東京・ゴカ坊)                      

     



今週の特選句

  始まった愚痴を遮るドライヤー     ( 広島県 藤岡 圭二 71歳 )  
     あーもう、早く寝なさいよ。 特選だから。


ほかに、
  ドライヤー癖で持ったが直ぐに置き   ( 大阪府 富田 美義 75歳 )
     もう、遠い記憶のはずなのにねぇ・・・・・・。


  ドヤイヤー次の約束する情事      ( 青森県 濱山 哲也 53歳 )
     大人すぎる句で、コメントできましぇん。

  出張延び洗ったパンツにドライヤー  ( 神奈川県 長谷川 彰 66歳 )
     ほらシャツも靴下も、ハンカチも。


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   ■
募集お題 「 気がかり 」
   ■ 「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
   ■ 住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
      お題を明記してください。
   ■ 締め切りは12月3日(消印有効)です。
      なお応募作品は返却いたしません。
      また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
      特選句には賞金を差し上げます。
   ■ ご記入いただきました個人情報は、
      本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
   ■ 宛先 〒102-8008
      千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


   八十を孔子語らず秋深し   みよし市  稲垣  長 

30而立 (じりつ)、40不惑 (ふわく)、50知命 (ちめい)、60耳順 (じじゅん)、70従心 (じゅうしん)は知られるが、孔子は七十と少しで亡くなった。80を越えたら、なんと言っただろう。                      【 矢島 渚男 選 】


   閑中の忙2百ほど柿吊るす   秋田市  中村  耕

「忙中閑あり」の反対「閑中の忙」がユーモラス。自家製にして200はかなり多い。大変でも作る作業は楽しく、あとは太陽に任せて待つだけ。色も美しい柿簾(すだれ)である。                             【 正木 ゆう子 選 】


   石蕗咲いて回転魚雷基地の跡   別府市  河野 靖朗

第二次大戦時に人間を弾代わりにして暗い海に送り出した忌まわしい「回天」。 その基地跡に咲く石蕗(つわぶき)の花。その楚々(そそ)とした花が回天への想いを語らずに鎮魂の念を伝える。                 【 宇多 喜代子 選 】


   残菊の力いっぱい黄なりけり   東京都  望月 清彦

すべてが枯れ果てた庭で、咲き残っている菊の魅力を描いた。晩秋の日を集めているさまを 「力いっぱい」 として描き尽くしている。        【 小澤  實 選 】


  月明のなかに輝く観覧車百年のちは月だけとなる
                       東京都  野上  卓

上句と下句の間に百年の時間が横たわっている。2枚の写真を並べて、手渡されたかのような印象だ。今は主役として輝く観覧車。その無常ゆえに、一層美しい。
                                     【 俵  万智 選 】


   還らざるものの一つに冬の蝶   福神 規子 ( ふくじん のりこ )

行きて還らぬもの、鉄砲の弾、口を出た言葉、青春の日々。『枕草子』にならえばそうなる。 作者が選び出したのは、冬の蝶。 日だまりをひらひらと舞っていたのに、いつの間にかいなくなった。いうまでもなく世界のすべてのものの比喩。
                      【 '14.11.23 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】


今週の特選句

  駐車場決心をしてドア閉める      ( 東京都 下田 カーエ 62歳 )  
     また走り出すために。前進、特選。


ほかに、
  つっきって近道にする駐車場      ( 千葉県 伊東  真 60歳 )
     まぁ便利なこと。


  駐車場ここがよろず屋だったよね    ( 愛知県 川越 公応 65歳 )
     あっちの駐車場が大黒屋、向こうは来々軒。

  おらが村停めたところが駐車場     ( 静岡県 大野 弘之 60歳 )
     月極無料村。金田一さん、事件です。


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   ■
募集お題 「 羊 」
   ■ 「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
   ■ 住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
      お題を明記してください。
   ■ 締め切りは11月26日(消印有効)です。
      なお応募作品は返却いたしません。
      また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
      特選句には賞金を差し上げます。
   ■ ご記入いただきました個人情報は、
      本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
   ■ 宛先 〒102-8008
      千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


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