目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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近鉄球団を常勝チームに育てあげた名将、西本幸雄さんは試合中に選手を殴り、球場を静まりかえらせたことがある■1球目は打つなと指示したにもかかわらず、いとも簡単の初球を空振りした打者に鉄拳を振り下ろした。が、監督の早とちりだった。打者は円陣の間、バッターボックスにいて指示を聞いていなかったという■「彼に期待しとったんですなぁ。ついカッとなって・・・後で聞いて、しまったあと思いました」と晩年の講演で振り返っている。ほがらかな回想に大阪の高校生の体罰自殺をかさねる。どちらも殴打なのに、行き着く先は栄光と闇に分かれた。スポーツ界は体罰全面禁止の機運だが、この帰結、児童を犯罪から守る取り組みにどこか似ていないか■今の子供たちは学校で「知らない人と話すな」と教えられ、街から大人たちとの会話が消えた。陰惨な事件が続いたせいである。失われた交流の代償も、児童の安全のため惜しくないと考える人が多いのだろう■もんもんとする体罰容認派の方たちに告げたい。いったん闇が現れれば、どんな価値が元の場所にあろうと、戻るのは難しいだろうと。 【 ’13.01.24 読売新聞 ・ 編集手帳 】


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