目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
七十年先も咲くのか曼珠沙華 大和郡山市 宮本 陶生
戦後「70年」の今年も曼珠沙華が咲いた。さて次の70年も同じように戦なき日がつづくであろうか、そんなおもいをこめた句。 【 宇多 喜代子 選 】
戦後「70年」の今年も曼珠沙華が咲いた。さて次の70年も同じように戦なき日がつづくであろうか、そんなおもいをこめた句。 【 宇多 喜代子 選 】
羊羹に生々しくも彫られたる己(おの)が歯形に一人恥じたり
狭山市 奥薗 道昭
羊羹(ようかん)はくっきり歯形が残るもので、こういう食べ物はあまりない。作者の自意識はその歯形に「恥じ」を感じた。ここに心理の屈折があっておもしろい歌になった。 【 小池 光 選 】
狭山市 奥薗 道昭
羊羹(ようかん)はくっきり歯形が残るもので、こういう食べ物はあまりない。作者の自意識はその歯形に「恥じ」を感じた。ここに心理の屈折があっておもしろい歌になった。 【 小池 光 選 】