目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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16.03.31
頭の片隅にもない  腹の底にはある  ― 衆参同日選挙  (野猿千人)

16.03.29
忠告   変化も必要です   ― 白鵬
     民進党どの        (千葉・おそ松)

16.03.27
旅立ち   長いトンネルを抜けた   ― 北海道新幹線   (佐賀・ロビ)
 
16.03.26
キューバ訪問  もうチェンジしない  ― オバマ大統領  (新潟・酔狂)

16.03.19
五輪代表決定  ゴールまで長かった  ― マラソン選手  (富山・諷流さん)

16.03.16
公約   党名は当面変えません   ― 民進党   (兵庫・鳴き砂)   ◎

16.03.14
運転差し止めの仮処分  もう想定外の事態が  ― 高浜原発  (ゴカ坊)

16.03.08
肝試し   空中停止   ― 高飛車   (和辛子)

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【 3月のUSO放送 】 月間賞は、滋賀県、会社員 遠藤寛史さん(39) の
「 党名案募集」に決まりました。賞金1万円と記念楯を贈ります。
                                                     ( ’16.04.06 朝刊 )
 
  党名案募集  
   これが「決められない政治」ですか   ― 18歳   (滋賀・獅子) 



   海鼠(なまこ)の味知らず老いゆくわれは下戸   小平市  関  梓 

酒の肴(さかな)に、旨(うま)そうに食べているのを見ながら、私も酒が飲めたらいいなあと思っている。でも、酒がなくても旨いものですよ。     【 矢島 渚男 選 】


   千住葱空に煙突見て育つ   横浜市  せきねきよし

人が山を見て育つ一方で、千住葱(ねぎ)は煙突を見て育つ。 自然の少ない東京の葱であれば、煙突こそ誇り。 煙突にどこかノスタルジーが漂う。
                                    【 正木 ゆう子 選 】


   北窓を閉ぢ悲しみをやりすごし   大津市  西岡 信夫 

「北窓」が「悲しみ」と、 「閉ぢ」が「やりすごし」と呼応し、 リフレインめくリズムが波のように心に届く。 動詞が二つとも言いさす連用形であるのも、淡々とした印象。
                                    【 正木 ゆう子 選 】


   下校子の敬語を使ふ道焚火   堺市  重親 峡人 

学校から帰る子が、道で焚火(たきび)をしている人にもきちんと敬語で挨拶していく。なかなか立派な教育をしている。おそらく小学生だろう。  【 正木 ゆう子 選 】


  富士山が余光の中に黒く立つあしたのことは明日きめやう 
                           下野市  川中子とよ子

明日のことを今日決めようとするから苦しみが湧く。明日のことは明日にまかせようとすると楽になる。夕方のシルエットに浮かぶ富士を見てふとそんな気持ちになった。
                                     【 小池  光 選 】


  工場と工場ふたつ並んでる大きなこうじょう小さなこうば
                         守口市  小杉 なんぎん

初句の「工場」は、多くの人が二つとも「こうじょう」と読んでしまうだろう。そして結句にいたって、はっとするのだ。なにげない使い分けだが、言葉や表現について考えさせられる。                               【 俵  万智 選 】
 


   登校班雪ふみたくて列みだれ 
              東京都 江東区立平久小学校5年  中出 侑花

きちんと列をつくるのが登校班(はん)のお約束(やくそく)です。でも、道に積(つ)もった雪を踏みたくて、はみだしてしまう子が続出(ぞくしゅつ)。よろこびをおさえきれない子どもたちの様子が、いきいきと見えてきます。
                 【 ’16.02.27 KODOMO俳句 高柳 克弘 選 】


    水仙や気位高き伯母の忌に   西東京市  高科 憲勝

叔母でなく、伯母であるところが妙にリアル。 伯母は長女だったのかもしれない。 責任感強く、一族を率いて生きた、水仙のような人。     【 正木 ゆう子 選 】


  ふがい無(ね)ども田圃さやめると甥のいう北の夜空に星の閏める
                           横須賀市  片桐 美智枝

農業をやめることを告げる甥の言葉。 「ふがい無ども」(不甲斐ないが)と自身を責める言葉であるところが切ない。方言の温(ぬく)もりとなつかしさが深い余韻を生んでいる。                                 【 栗木 京子 選 】


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