目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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 黄色おびし春の満月浮かびをりわが身の内の無精卵に似て
                            横浜市  古山 智子
 
こういう歌を見ると女性の力に圧倒される。古代から女性は月の満ち欠けと交響しあい、地母神として万物生成の命の母体であり、生殺与奪の力を備えた存在であった。                   【 岡野 弘彦 選 】



09.05.28
地震?  いいェ貧乏揺すりです  ―北朝鮮国民 (茨城・ごじゃっぺ)

09.05.27
感激   麻生首相が「はるまふじ」と読んでくれた   
                   ―初Vの日馬富士   (長野・MAMY)

09.05.23
免状申請    メン・ドー    ―自称剣道2段知事   (長野・野菊)

09.05.22
難問    漢検より地検です    ―前理事長親子    (下町人)

09.05.20
千円高速、盆・正月も
      「そうたびたび来られても・・・」   ―実家   (猫じゃらし)

09.05.13
小沢氏続投 「納得せず」 7割
         「納得した」・・・   ―小沢代表    (東京・我楽多)

大渋滞   だから安くしたんです
                ― 土日祝日の高速道路      (常坊)
       
09.05.11
GW交通死最少  
       自動車が歩いていたもの  ―高速利用者  (愛知・笑庵)

09/05.10
母の日プレゼント  2万円あげました  ―子ども   (静岡・四十雀)

09.05.08
草薙さん起訴猶予 
        「何も隠さなかったので」  東京区検 (東京・猫じゃらし)

09/05/06
世襲批判    当てこすりか    ―北朝鮮     (栃木・ペソ)



   安吾読む落第のころ懐かしく     東京都  望月 清彦

坂口安吾の文学は弱者に優しい。世の中を下から見ている。 作者は苦かった青春時代を「落第」という季語で思い出している。 【 矢島 渚男 選 】


  呼べばまだ間に合ひそうな朧(おぼろ)の夜   さいたま市 藤井  恵

朧のなかへ消えてゆく影をみて、呼び返せばまだ間に合いそうだ、と一瞬思う。誰を、だろうか。果たして呼び返したのだろうか。たおやかな余韻がある。
                               【 矢島 渚男 選 】


   暖かや顔は心の遊び場所     香取市 関  沼男

顔の表情というのは心が遊んでいるのだという。 「顔は心の遊び場所」、か。なるほどな、面白いことを言うなと思う。作者は84歳。       
                               【 矢島 渚男 選 】


  離婚して村去る妻を空港に見送る牛飼ひに春の雪舞ふ
                            稚内市 藤林 正則

離婚した元妻を空港まで見送りにくる元夫に感動した。なかなかできないことだろう。 寒地の農業は甘いものでなかった。 それぞれの人生を生きてゆく。                              【 小池  光 選 】


   春さびし蕗の古葉に夜のあめ    大江丸(おおえまる)

夜の庭から蕗の葉を叩く雨音が聞こえる。春も更けると、蕗は丸い葉を広げる。それに雨粒が当たってポツポツと音を立てる。大江丸は部屋にいて聞くともなしに聞いているのだろう。句には音と一言も書いてないが、雨の音を詠んだ句。                         【 四季 ・ 長谷川 櫂 】


  
 鍋囲むモンゴルロシアブルガリア   ( 長野県 加藤 修  60歳 )
     おぉ、無国籍チャンコ。 


今週の特選句は、 
 愛妻に逝かれて囲碁が弱くなり   ( 石川県 岡本くにお  81歳 )
     気をしっかり持って! お父さんホラ、特選。

ほかに、  
 禁煙の目に囲まれて煙吐き
     ( 福島県 内海 将行 67歳 )
     ほんっとに、肩身狭いよね・・・・・・。

 アンケートまたも「ふつう」に囲む丸 ( 神奈川県 吉野 健司  53歳 )
      とりあえず、なんとなく、で生きてます。

 街にまた老舗淋しく板囲い   ( 大阪府 福岡 末吉 75歳 )
     あ、またここも幻の味に・・・・・・。
 
 ケータイに取り囲まれている孤独  ( 神奈川県 延沢 好子 56歳 )
     便利って不便ですよね。


 ひしひしと身に迫り来る夜の桜皮膚掠め行く何ものかあり
                           稲城市  山口 佳紀

異様なまでにうつくしい満開の花、まして夜桜ならば。わが身を掠(かす)め過ぎる何ものかがある。何ものかは知らぬ。 桜の歌はたくさんあったが今回もっとも印象に残った。                   【 小池  光 選 】


   一分二分三分四分の花段々   大牟田市 田中 久徳

桜の花の満開までの様子を、一分二分、七分八分とかぞえつつ待つ。その気分の高まりを「花段々」と簡潔に言い表した句。満開になるまでの時間をうまく表現した句。

   
   退院の一歩に仰ぐ桜かな     大牟田市 西山 徳子

桜の時季の退院。病院の玄関を出て、まず仰いだのが桜。治療のつらい日には思ってもみなかったことだ。幸先のよい気分がふつふつとみなぎる。

   
   朝刊の紙面いっぱい花便り    佐野市 丹羽 恒子

なんと素直な句だろうと思う。この句の着眼は「朝刊」。新鮮な朝の気持ちのよさがよく伝わる。                     
                             【 宇多 喜代子 選 】



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