目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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  「おい金魚、俺は寝るぞ」と声掛けて妻入院の孤独に耐える
                            前橋市  笹村 明

頼みの綱の妻が倒れて同志は鉢の金魚のみ。切なくて深刻、しかしおかしみこもる。深刻な場面にほのかなユーモアを見いだすのが人間の器であろう。正岡子規の如く。                   【 小池  光 選 】



今週の特選句
  ランドセル行け幾億の謎解きに   ( 徳島県 けいやん  66歳 )
     むやみやたらに突き進めっ! 特選!


ほかに、
  謎々の答明かさず孫眠り      ( 神奈川都 湘茅坊  72歳 )
     この可愛さも永遠の謎だねェ。
 
 
 煙突のないアパートにきたサンタ     ( 兵庫県 夢邸 48歳 )
     合い鍵持ってるらしいです。 
  
  税金をあれだけとってなぜ赤字   ( 東京都 佐久良しん 42歳 )
     いろいろあんだろ、教えてくんねえけどよ。

  なぞかけに星の王子のわっはっは ( 北海道 山口 昭悦 73歳 )
     三遊亭圓楽師匠と立川文都師匠、同じ日に亡くなりました。
      両師に、あらためて合掌。


   根つこにはお化けがいるね芒原   相模原市  佐藤 光民

芒(すすき)原を獣のようにしなやかな風が走る。 くねくねと形を変える景に「お化け」を確信した。この世の不可思議はみなオバケのせい。芒原の風のゆらぎはたしかに怖い。                 【 宇多 喜代子 選 】



   喪の酒に酔うて山河の冷えにけり    鶴岡市  広瀬  弘

葬(ほうむ?)りの日か法事の日か。「喪の酒」という言葉はいささか曖昧だが、故人にゆかりの親しい者で酌む酒だ。山河の冷えは、心中の寂しさでもあろう。                         【 宇多 喜代子 選 】



今週の特選句
  別れの日無色の虹に見送られ  ( 千葉県 滝沢ゆき子  44歳 )
     苦くて爽やかな大人の一句に・・・・・・特選です。


ほかに、
 まだ少しときめく虹と流れ星   ( 東京都 佐々木冬彦  62歳 )
      うん大丈夫、まだまだこれから!
 
 
「あっ 虹だ」助手席の妻もう少女 ( 北海道 金子悠次郎 62歳 )
      畜生、悔しいけど惚れ直すじゃねぇか。 
  
 「虹が出た」クレヨンとノート持ってくる ( 東京都 よっちゃん 13歳 )
      わっ、うまく描けたねェ・・・・・・!

 出た虹を見知らぬ人に教えられ  ( 栃木県 吉田やま彦 70歳 )
      虹がとりもつ縁かいな、よォよォ。


09.12.11
減税     まず贈与税から     ― 首相     ( 質流 )

09.12.09
強敵     与党内野党!     ― 民主党    ( 不謹慎 )

09.12.06
忘年会   今年はやりたくない   ― 民主党議員    (スクープ)

09.12.05
母から資金提供   子ども手当です   ― 鳩山首相   ( 閑 人 )

09.12.03
流行語大賞  
    来年は「政権後退」かな   ― 社民党    (東京・酢豆腐)


  雲を出でて我にともなふ冬の月風や身にしむ雪やつめたき 
                              明恵 ( みょうえ )

山上の房から麓(ふもと)の房へ下ろうとすると、雲に隠れていた月が現れて雪道を照らしてくれた。天上の月も風雪が肌身に堪えているに違いないというのだ。現代人には月は岩石の固まりだが、明恵上人にとっては人と同じ命あるものだった。                   【 四季 ・ 長谷川 櫂 】


  我もまた次男に生まれ翁(おきな)の忌   川崎市  竪山 道助

芭蕉は次男に生まれ郷里の兄の家を終生助けた。同じ次男に生まれた作者は自分にひきつけて偲(しの)んでいる。 芭蕉(翁)の死は元禄7年10月12日、太陽暦では1694年11月28日のことであった。
                                                                【 矢島 渚男 選 】


  これしきで漏らすまいとて放屁虫   東京都  池田 洸生

こずかれ、いじめられても、放屁はすまいとじっと我慢している放屁(へひり)虫。「これしきで漏らすまい」という俗語が生かされている。   
                               【 矢島 渚男 選 】


今週の特選句
  氷嚢をずらしお粥の指南する  ( 大阪府 奥  時雄  73歳 )
      できた? お粥・・・・・・どれどれ・・・・・・ん・・・・・・特選!


ほかに、
  何となく飲み屋少ない南口  ( 神奈川県 鈴木 正実  52歳 )
      新宿、渋谷、池袋・・・・・・あ、ホントだ。
 
 
 横綱に東西南北欲しくなり     ( 東京都 藤井  好 73歳 )
      北や南の横綱がまた強ぇんだ。 
  
  孝行のつもり南の部屋をくれ   ( 山梨県 小池 楽人 75歳 )
      さりげないけど、いいお子さんですね。

  南天を四隅に植える危機管理  ( 栃木県 吉田やま彦 70歳 )
      こりゃあね、完璧ですよ完璧。何かが。


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