目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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今週の特選句
   若い日の悪さ自慢で酌み交わし ( 東京都 吉見ひろし 62歳 )
     今だって十分悪いがね・・・・・・ハハハ、特選。


ほかに、
  間男をかわして少し暇な夜    ( 千葉県 滝沢ゆき子 43歳 )
     暇つぶしに伺いましょうか?  

  メールなど知らぬ老女とかわす文 ( 神奈川県 関野 まき 87歳 )
     その方が情があります。
 
 
 挨拶をかわしたばかりに1時間  (東京都 佐藤 雄二 49歳 )
     かわさなくたって1時間でしょ。

  しぶしぶと会話をかわす倦怠期   ( 奈良県 久米 朋尚 74歳 )
     会話があるだけお幸せだぁ。

  躱(かわ)されたまんまで寝込む酔っ払い ( 大阪府 奥 時雄 74歳 )
     誰か布団・・・・・・新聞でも掛けといてやんな。


   いとざくら枝も散かと思ひけり     嘯山(しょうざん)

短い俳句では言葉の勢いが一句の成否を決することがある。この句は好例。糸桜は枝垂れ桜のことだが、滝の水のように枝垂れ落ちる枝の勢いが「枝も散(ちる)かと思ひけり」という言葉を一気に誘い出す。こうして落下を急ぐ枝垂れ桜を描いた。              【 四季 ・ 長谷川 櫂 】


   垂涎の名酒並ぶや花筵   さいたま市  藤井 健治

人の花見をちょっと覗(おぞ)いてみた。筵(むしろ)に飲んでみたい銘柄の一升瓶がずらりと並んでいたのだ。酒好きにとって、うらやましい景である。
                               【 小澤  實 選 】


   草萌えてその草を引く職得たり   三木市  藤木 紫風

せっかく得た仕事だ。仕事大事と思いつつ、生えてきたばかりの若草を引く。
                             【 宇多 喜代子 選 】


 (もう電話しないで) という音楽を着信にしてずっと待ってる
                         東京都   加藤あんぷ

複雑な心理を普段着のことばでシンプルに綴って、機知に富む。拒絶というかたちのひとつの待ち方。今日も着信はなかった。    【 小池  光 選 】



今週の特選句
   児の額桃缶開ける手で計かり  ( 東京都 手塚 銀平 88歳 )
     不思議に桃缶で熱下がったよね。ん、特選。


ほかに、
  モモレンジャー 子供心に蹴られたし ( 埼玉県 飯嶌 直樹 43歳 )
     何言ってんだようもう。けど気持ちは分かる。  

  まだ青い桃が背伸びをして困る   ( 茨城県 加藤 権吾 ?歳 )
     その桃を、もいで食べようとしないの!
 
 
 桃源郷辿ってゆけば地獄谷     (茨城県 岡 しな子 68歳 )
     それでも人はそこを目指すのよ。

  仏壇に値引きシールの桃一個   ( 長野県 加藤  修 61歳 )
     お坊さん来る前にシールはがしといてよ!


   寝そべれば春風吾を見失ふ   上尾市  中野 博夫

草に寝そべると、風はもっと上を吹いて、作者は風を感じなくなったのだろう。風の方で作者を見失ったとする逆転の表現が、優しい春風に甘えているようだ。                             【 正木ゆう子 選 】



 咲き初めし梅の花にも雪降りぬ寂しい時には寂しいと言へ
                          青梅市  諸井 末男

たとえ梅が咲いたとしても、寒い時には雪だって遠慮せずに降るものだ・・・。寂しさをこらえる相手への思いやりが、結句の命令形に切なくにじむ。
                                【俵 万智 選 】



10.04.29
春の褒章   嬉し涙の連絡船   - 都はるみさん  (けいちゃん)

10.04.26
シンボルマーク   やどかり   - 舛添新党   (愛知・ロボコン)

10.04.22
宇宙から無事帰還   羨ましい!   ― 欧州旅行者  (奈菜子)

10.04.20
高騰    「野菜手当」考えて!    ― 主婦     (鼻男子)
 民主党どの 
 
10.04.17
言い訳   決着は旧暦の5月です   ― 鳩山首相     (常坊)

10.04.16
小田信成結婚へ 
      しっかり結ばれていた   ― 赤い糸   (栃木・金太郎飴)

10.04.10
古池  蛙(かわず)とび出す音ばかり  ― 自民党  (宮城・なまず)

10.04.09
45%が居眠り  
     夢のある授業が好き   ― 日本の高校生  (東京・酢豆腐)

10.04.07
5月5日の背比べ   ショウブにならない   ― 東京タワー   (進)

10.04.06
異常繁殖   ホラ貝・二枚貝   ― 沖縄沿岸部  (神奈川・象と蟻)

10.04.03
卒業   記念の第二ボタン   ― 若林元農相   (埼玉・カラやん)

10.04.01
変換   マナーモードに   ― 新社会人     (千葉・おそ松)



今週の特選句
   背丈さえのびた気になる妻の留守 ( 大阪府 渡辺たかき 43歳 )
     伸び伸び~・・・・・・伸び伸び。伸び伸び、特選!


ほかに、
  身の丈に合った相手じゃもの足りず  ( 長野県 加藤 修 61歳 )
     そう言って前も失敗したでしょーよ。  

  丈夫だが長持ちはせぬ愚息かな ( 神奈川県 安村富士男 62歳 )
     それは大変だ。
 
 
 大丈夫生命線があるかぎり (愛知県 白壁の理不尽大王 52歳 )
     うん、そうね。でも薄いよ。

  里守る気丈な母の背が丸い   ( 愛知県 菅野 守英 74歳 )
     たまには顔見せに帰らなきゃねぇ。


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