目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   日覆(ひおおい)や豆腐の水の薄みどり     及川  洋

上五の「日覆や」に対して、中七下五の措辞は繊細で美しい表現。全ての例句を凌ぐ秀吟。               【 魂の一行詩・角川 春樹 】


今週の特選句
   百年の恋をしたよと祖父母逝き  ( 京都府 志賀 うらら ?歳 )
     素敵でしたね。次の百年にも、特選!


ほかに、
  なんとなく百まで生きたい年となり ( 岐阜県 徳田 周作 86歳 )
     うん、なんとなく百までいって下さいよ!

  あなた百までなら私しゃ別に住む   ( 富山県 桑原 寂 68歳 )
     そらアナタつれないわ。  
 
  通り過ぎ百円引きを待つ刺身     ( 兵庫県 たむ平 53歳 )
     だからアンタ帰りが遅いんだね!
   
  どこ行った百葉箱と金次郎    ( 愛知県 伊藤 弘子 65歳 )
     そういや近頃見ないねぇ、百葉箱って。




10.07.30
1割ダイエット  気になるリバウンド  ― 概算要求 (埼玉・カラやん)

10.07.25 
多治見市で39.4度   負けた!   ― 内閣支持率   (和辛子)

10.07.22
「金賢姫来日」  38度で出迎えた  ― 猛暑日  (秋田・笑多郎)

10.07.14
三原じゅん子さん当選   
     先生と呼ばなくては・・・    ― 武田鉄也      (奈菜子)

10.07.12
亡命  喜んで受け入れます!  ― スペイン  パウル殿  (不謹慎)

10.07.10
引っ張りダコ   日本の各政党からも   ― パウル君  (秋田・来夢)

眠れぬ夜    参院選対W杯    ― 7月11日      (下町人)

10.07.01
「深夜のW杯」   良い夢を見た!  ― 日本国民  (東京・酔狂)

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7月のUSO放送・月間賞は、東京都の河合成近さん(76 )の
 遅配への苦情  ぜひお手紙で  ― 郵便事業会社  (東京・ゴカ坊)
に決まりました。 ( 10.08.10 朝刊 )




今日から7月ですね。
暑くなりそうですが、からだに気をつけて頑張りましょう。


  日輪を呑みたる蟇(ひき)の動きけり   橋 閒石 (はし かんせき)

あなたが太陽を呑みこんだところを想像すればいい。お腹(なか)に納まった太陽は空にあったときのように、なおも動こうとするだろう。蟇もそれを抑えるわけにはゆかない。仕方なく一歩二歩と動くわけだ。大きなお腹の中の太陽に促されて。                     【 四季 ・ 長谷川 櫂 】


  あめんぼに雨の一滴命中す     町田市  枝沢 聖文

水上のあめんぼに一滴の雨が当たった。あめんぼにとっては大きな水の塊で驚いただろうが、次の瞬間には態勢を整える。清涼な世界だ。
                               【 矢島 渚男 選 】


  あまさずに使ふどくだみ魔女暮らし   伊勢崎氏  中野 千秋

干してお茶にしたり、 お風呂に入れたり。 薬にしたり、 化粧水を作ったり。
なんといっても「魔女暮らし」が面白い。「暮らし」まで入れて名詞化した点、芸が細かい。                        【 正木 ゆう子 選 】



今週の特選句
   臨終にハナマルでしたと妻が言う ( 神奈川県 青柳 正勝 56歳 )
     百点じゃなくて花丸、いいな。じゃ、特選も。


ほかに、
  貧しさに丸みがあった昭和の日   ( 北海道 松永 格 80歳 )
     今の貧乏はギスギスしてまさぁね。

  川底の苦労語らぬ丸い石       ( 大阪府 奥 時雄 74歳 )
     人間が出来てる石だなぁ。  
 
  日の丸に罪は無いよと鳩が啼く  ( 愛知県 松山 眞 66歳 )
     鳩は冷静だ。
 
  ぼけはじめまるくなったとおだてられ 
                    ( 埼玉県 春日部のヤベ 78歳 )
     川柳作れるうちは、まぁ大丈夫だわ。
  

  丸刈りにしてみんなから撫でられる ( 長崎県 まいこパパ 59歳 )
     ジョリジョリしててね、気持ちいいのね。


   わが家と然程変らぬ浮巣なり     厚木市  山本 啓介

浮巣は水面に浮く鳰(にお)の巣。枯葦や自分の羽で作った簡素な巣を見ながら我が家も似たようなものだと思う。無常の波に曝(さら)されて生きている悟りにも似た思いが感じられる。            【 矢島 渚男 選 】


  悪さして辛夷の蕾おしひらき雄しべ雌しべの密会のぞく
                           札幌市  吉沢美紀子

思春期の思い出だろうか。いかにも「悪さ」だが気が利いている。密会をのぞき見るトキメキは、密会そのものに勝る。たとえ辛夷(こぶし)の蕾(つぼみ)とはいえ。いや、蕾なればこそ。               【 小池  光 選 】


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