目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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 尼二人陀羅尼(だらに)を唱え毛虫焼く   名古屋市  可知 豊親 

尼寺も毛虫退治をしないと、緑が失われる。 他者の命を奪うことは、仏に禁じられていることだが、呪いを唱えつつ毛虫を焼く。  【 小澤  實 選  】


   ついでにと不祝儀袋求めたり花の扇をえらびしあとに
                          浜松市  藤田 文子

不祝儀袋を用意しておくのは気が引けるが、花の扇子と共に買うなら構わないだろう。細やかな配慮を感じさせる歌。       【 栗木 京子 選 】


   蛍の火闇は大きな女体にて   鹿嶋市  津田 正義

意外かつ大胆な比喩。百パーセントではないが、なんとなくわかる。この比喩、逆から発想したのかもしれない。女体が闇のよう、だと。比喩を逆転させてみるのも面白い。                    【 正木 ゆう子 選 】


   胸に来し蛍払ひしこと惜しむ   那須烏山市  佐藤 利夫 

驚いてとっさに手で払ってしまった蛍。惜しむというより、謝っているような句である。せっかく寄ってきてくれたのに、という優しさ。    【 正木 ゆう子 選 】


10.08.28
生年月日欄
  明・大・昭・平に江も加えました  ― 市役所  (新潟・山藤障子)

10.08.26
「慰謝料1億ドル?」 
   ”円”で頂戴(ちょうだい)!  ― ウッズ前夫人 (東京・我楽多)

10.08.24
遺言  「死亡届」を出すこと  ― 高齢者  子供たちへ  (イサオ)

10.08,16
所在不明多数  
   老人は死なず ただ消え去るのみ   ― 新格言集   (セイゴ)

10.08.15
小沢セイジ本格復帰  
     あやかりたい   ― 小沢一郎    (神奈川・夢追人)

10.08.08
全国各地で展示  今度は日本一周の旅です 
                  ―「はやぶさ」カプセル  (長野・りえこ)

10.08.06
手術成功    今何時!    ― 桑田佳祐    (愛知・ナイト)
 
立秋    問い合わせ殺到    ― 気象庁    (やす彦)

10.08.03
うなぎ届かず 
     首を長くして待ってたのに   ― ふるさと小包  (とんち王子)

10.08.01
眠れぬ夜    寝返りを警戒している  ― 菅首相  (静岡・四十雀)

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8月のUSO放送は、愛知県、自営業 池上元明さん(69)の
  興南春夏連覇
    こっちの「V」なら大歓迎!  ― 沖縄県民  (愛知・半風子)
に決まりました。  (10.09.08 朝刊 )



今週の特選句
   木枯らしや掲揚台の紐が鳴る  ( 岡山県 石破 洋二 41歳 )
     またここに旗を掲げ、集まろう。特選。


ほかに、
  門に旗頑固親父がここに居り   ( 北海道 田中 良積 65歳 )
     見なくなったねあんまり。いい光景なのに。

  咳一つだけで反旗を押さえ込む   ( 大阪府 富田 美義 71歳)
     風邪ひいたらみんな黙っちゃう。  
   
  旗振って取り残される人の好さ (東京都 長谷川ゆらり 62歳 )
     人がいいから旗振らされるんでしょうね。
   
  ひと旗が上がらず故郷遠くなる ( 神奈川県 富田 雅之 43歳 )
     水臭ぇなぁ、だから過疎になっちゃうのよ。

  もう夢か大漁旗の捕鯨船      ( 東京都 藤井  好 73歳 )
     しまいにゃ野菜っきゃ食えなくなるかもね。

  負けちゃった頬の国旗が流れ出す    ( 千葉県 諸限定 60歳)
     次がある次が! ちなみに蛸に罪はない。  
   
  「旗日かい?」言った上司は左遷され  (大阪府 中野 澄男 70歳 )
     言われた方もよく分かったね今どき。


  曝書(ばくしょ)せり捨てよ捨てよと言はれつつ   
                        町田市  風間 良富 

邪魔だから捨ててほしいと言われている書物だが、愛着があって、どうしても捨てられない。苦言を呈されても、断固虫干しをするのだ。【小澤 實 選 】


  登校をこばみ自室にひき籠もり四年目の児が金魚にもの言ふ
                        名古屋市  浅井 清比古

自閉的な子の生活の中に、ひと筋の明るさとなごやかさを見いだした歌で、最後のところでほっと心が救われる。          【 岡野 弘彦 選 】



ハンカチに欠伸(あくび)を包む女(ひと) 見惚れいる間にわれに移れり
              竹原市  岡元 稔元    【 小池  光 選 】


  去年の今日つらいことでもあったかな五年日記が空欄のまま
             東村山市  高野 珠遥     【俵 万智 選 】


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