目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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9月の岸和田だんじり祭りに向け、同市の上松町内会が だんじりを新調した。高さ3.8mもある屋台は、樹齢600年のケヤキほぼ1本で作った。5年前、群馬県高崎市から直径2m・長さ15mの幹を運び、1年かけて乾燥させた後、パーツごとに切り分け市内の彫刻店に発注、最後に組み立てた。費用1億2000万円の多くは寄付で賄う。
          【 B級 重大ニュース ・ 週刊新潮 ’12.05.17 号

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  <だんじりの屋台って一本のケヤキから出来ていたんですね>


   うぐいす餅幸せそうな形かな   千葉市  野口 一歩

鶯餅はなんと幸せそうな形だろうという。 単純な句のよさ。 見ても食べても幸せな春の菓子。                    【 矢島 渚男 選 】


   蟇穴を出てひかえめに生きてゆく   千葉市  椿  良松

確かに蟇(ひき)の生き方は控えめである。黙って動かず、おまけに保護色。蟇にして「ひかえめ」という形容が面白く、人間社会への批評も少し。
                               【 正木 ゆう子 選 】



   受持ちは髭の先生入学す   北秋田市  山上 陽太郎

入学は、どういう学校か明らかになるように作りたい。この句は小学校か。
先生は髭 (ひげ) を生やして、信頼できそうだが、こわかったらどうしよう。
新一年生は心配するのだ。               【 小澤   實 選 】


   草笛を吹いて先生転勤す   下田市  森本 幸平

最後の集まりに、得意の草笛を吹いて、先生は転勤して行ってしまった。
草笛が夏の季語。 演奏の先生も聴いている生徒もさみしそう。
                              【 小澤   實 選 】

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つづく


  電車内で化粧施す女をり「あなたの部屋か!」とどなりつけたい
                          東京都  小菅 暢子  

この場面はしばしば歌になるが、はっきり自分の意見を言うのはなかなか見ない。この意見は単純明快、実にはっきりしている。思わず拍手したくなる。
                               【 小池  光 選 】


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つづく


12.05.29
五輪切符   よく拾った   ― バレー女子   (富山・ミフィ)


12.05.25
首相との会談応諾 
   イチローは手ごわいゾ   ― ダルビッシュ   (秋田・笑多郎)

    <この手のイチローねた(種)にも飽きてきました・・・

12.05.22
金環日食  涙で見えなかった  ― 旭天鵬  (栃木・太陽の湯枕)

H2Aロケット成功  「制裁はないのか」  ― 北朝鮮  (猫じゃらし)

12.05.20
21日22日のために
  テルテル坊主をつるした   ― 気象庁   (東京・ゴカ坊)

    < 5月16日の投稿と似ていますが・・・。テルテル坊主は
      何にでも使えますので、新鮮味はありませんね

12.05.18
次の目標   パンチの利いた芸   ― しずちゃん   (赤シャツ)

12.05.16
金環日食関連商品   テルテル坊主   ― 売店   (プラチナ)


12.05.13
猫の首に鈴   やっと付けました   ― 国際陸連   (つと無)


12.05.11
竜巻の怖さ   「席を譲ります」   ― おやじ   (猫じゃらし)


12.05.10
民主党に復帰  さあ、ぶっ壊すぞ  ― 小沢元代表  (和辛子)


12.05.03
絶滅危惧種に   寝ていられない   ― コアラ   (和辛子)

12.05.01
初の赤字  遊んでないのにな  ― 任天堂社員  (東京・酒もっと)


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5月のUSO放送月間賞は、栃木県、会社員 永井 正さん(55) の
「 助言 」 に決まりました。 賞金1万円と記念楯を贈ります。
                                                    ( ’12.06.02 朝刊 )

 助言    増税 ― ぶれるな
        無罪 ― ふれるな    
              ― 民主党幹部     ( 栃木・外野席 )



   幸せと健康の文字名にありぬ今日執行の死刑囚に
                         船橋市  田中 澄子

「幸せで健康であってほしい・・・」その人が生まれた時に、親が願いをこめてつけたのであろう名前。思いを深くさせられる一首だ。  【 俵  万智 選 】


  尖りたる鉛筆の先揃えあり鬱にて休む部下の引き出し
                         町田市  富山 俊朗 

思わずはっとしたのだと思う。何気なく開けた引き出しに、芯先の尖(とが)っている鉛筆がきっちり揃(そろ)えられていた。鬱(うつ)の理由がわかるような気がした。                         【 小池  光 選 】

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ちょっと待って!部下の引き出しとはいえ、「何気なく開ける」ことは許されることではありません。作者は必要があって「已(や)むを得ず」開けたはずです。 その行為に「うしろめたさ」を感ずるとすれば、彼の鬱の理由が自分にあると感じるでしょうが、そうでなければ、鬱の理由までは解らないはずです。  


   三月がゆく三月をのり越えて   宇陀市  泉尾 正則

上五の三月は今年の三月、中七は去年の三月だろう。 「のり越えて」は前進を意味するのか、置き去りを意味するのか。 解釈の難しさが不条理そのものを表しているよう。               【 正木 ゆう子 選 】



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