目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   ついに名で呼ばずにごめん秋の風   横浜市  須藤 寿郎  

妻の名を呼ばずとも日常の用は足りるが、たまには一人の女性として名前で呼べばよかった、という後悔か。しかしこの句で奥様は十分に満足されることだろう。                            【 正木 ゆう子 選 】


  さつまいも食べた人から秋がくる
       東京都 板橋区立板橋第五小学校3年  三井  哲

皆さんはどんなとき秋の訪(おとず)れを感じますか。「さつまいも」を食べたときがきっかけだと言う作者に、私も賛成(さんせい)!豊かな甘みが、実りの秋がやってきたことを実感(じっかん)させてくれます。
         【 ’12.11.24(夕) KODOMO 俳句 高柳 克弘 選 】

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【 小学生の俳句 募集 】
自分で作った俳句と住所、学校名、学年、氏名(漢字で書いてください)、電話番号を書いて、葉書の場合は104-8243 読売新聞東京本社「週間KODOMO新聞 俳句係」まで。ファックスは03-3217-8274。 学校で授業中に作った俳句を応募することもできます。二重投稿はご遠慮ください。採用者には図カードを差し上げます。。 


今週の特選句
   路地裏の月光仮面をよく泣かし ( 福岡県 グリーンマイル 57歳 )  
     サタンの爪が全勝だったあの路地裏。 特選。

ほかに、
  ヒーローになってはじめて知る孤独 ( 三重県 大久保 隆紀 72歳 )
     その心は、誰が救ってくれるんでしょう。

  ヒーローと言われ戦犯とも言われ    ( 石川県 九十郎 90歳 )
     価値観って残酷ですよね。

  英雄がいない不幸といる不幸   ( 福島県 遠藤  剛 53歳 )
     ねぇ、どっちがいいと思う?

  悪いけど4番サードは俺だから    ( 東京都 林  昭宏 52歳 )
     あーハイハイ、わかったよわかったよ。


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  ■
募集お題 「 餅 」
  ■「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
  ■住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
    お題を明記してください。
  ■締め切りは11月28日(消印有効)です。
    なお応募作品は返却いたしません。
    また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
    特選句には賞金を差し上げます。
  ■ご記入いただきました個人情報は、
    本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
  ■宛先 〒102-8008
    千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


   蜻蛉の影も掃きをり竹箒   伊東市  柴田 良江

宮田さんの句(=首席の句)が「臭覚」の句だとするなら、柴田さんの句は「動き」の句。蜻蛉(カゲロウ=トンボ)も動く、影も動く、箒も動く。
                              【 宇多 喜代子 選 】


   年問えば二本指出すちゃんちゃんこ   神栖市  星  美愉

「いくつ?」と言ったら黙って指を二本出した。なんと愛らしい赤ちゃんだろう。綿入れの「ちゃんちゃんこ」で親たちの愛に包まれて。  【 矢島 渚男 選 】


  寿命来てゴミに出す日のフライパン ホットケーキを焼いてさよなら
                         名古屋市  山本  望

ものごとの始まり終わりには儀式がいる。フライパンを処分する朝にホットケーキを焼いた。いかにもわが家のフライパンにふさわしい。長い間ごくろうさま。 
                                【 小池  光 選 】


今週の特選句
   むっくりと起きて残りのきのこ飯      ( 東京都 悦吾 78歳 )  
     あぁ、なかなか目が覚めねぇや・・・・・・特選。

ほかに、
  きのこ狩り何処に行ったのあの二人( 広島県 山口 初治 80歳 )
     山狩りして探そう。

  いつもより米多く研ぐきのこ汁   ( 長野県 渡辺 朝美 79歳 )
     こういう事を、幸せっていうんですね。

  松茸の穴場も書いた遺言書      ( 石川県 ななえ 33歳 )
     それ、とても大事よ。とてもとても大事。

  松茸とエノキが浮かぶ家族風呂 (神奈川県 多摩 不羅男 57歳 )
     わぁ。お父さんエノキなんだ。


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  ■
募集お題 「 2012年を振り返る 」
  ■「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
  ■住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
    お題を明記してください。
  ■締め切りは11月21日(消印有効)です。
    なお応募作品は返却いたしません。
    また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
    特選句には賞金を差し上げます。
  ■ご記入いただきました個人情報は、
    本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
  ■宛先 〒102-8008
    千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


どれをとっても雄ばかり、“男の園”が実現したのがトラフグの養殖場である。信州大学名誉教授と飼料会社の共同研究で、交配を工夫し、雄のトラフグだけを生産する技術を確立した。何が得かと言えば、雄からしか採れない珍味の白子(精巣)を安定して供給できる点。左党の皆さん、朗報ですぞ。
           【 B級重大ニュース ・ 週刊新潮 ’12.11.22号 】



  お言葉ですが新米でこそカレーです   栃木県  あらゐ ひとし

古米がまだ残っているときなど、カレーに新米はもったいないとはよく思うことである。どこの家庭にもありそうな会話が、俳句に。     【 正木 ゆう子 選 】


   上弦の月に玉入れしてみたし   狭山市  浜中 雅子

幼稚園や小学校の運動会で「玉入れ」の競技を見て、わたしもやってみたいなあと思った余韻がこんな句になったのだろう。すこし傾いているから、あれなら入れ易そう。                     【 矢島 渚男 選 】


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