目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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「11月19日の俳壇<秋高し窓といふ窓開け放つ>は、類似句があるため入選を取り消します」との【おことわり】がありましたが、どこからが「模倣」であるかを考えるためにも、判断の基準となった類似の句を示していただきたいと思うのですが無理でしょうか。


今週の特選句
   ドナドナと口ずさみつつ乗る電車 ( 東京都 ポピーちゃん 61歳 )  
     毎朝の、畜。 ん、まぁアレだ、特選だ。

ほかに、
  畜生と叫んで戦死したと聞く    ( 千葉県 櫻岡  宏 90歳 )
     その畜生、繰り返したくないですね。

  畜生だと言ってた国の傘の中   ( 北海道 山口 昭悦 76歳 )
     歴史ですね。今この瞬間も、歴史ですね。

  畜生と言われて犬はシッポ振る  ( 高知県 藤田 邦夫 79歳 )
     あー・・・・・・俺と同じだ。

  子が留守の時に家畜が売られてく ( 東京都 関根 一雄 ?歳 )
     切ないけど、仕方がないよね。


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ■
募集お題 「 三角 」
  ■「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
  ■住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
    お題を明記してください。
  ■締め切りは12月19日(消印有効)です。
    なお応募作品は返却いたしません。
    また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
    特選句には賞金を差し上げます。
  ■ご記入いただきました個人情報は、
    本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
  ■宛先 〒102-8008
    千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係
     


   ヨイトマケの唄や勤労感謝の日   周南市  藤井 浅夫

美輪明宏さんが歌うこの歌は戦後の廃墟の中からの力強い復興の歌で、勤労感謝の日にふさわしい。 大晦日にも聞けるだろうか。 楽しみだ。  
                              【 矢島 渚男 選 】


   何の変哲もない花鳥兜   東京都  腰山 正久

「有季17音」の句で、指折り数えればちゃんと17音である。このような句跨(く・またが)りを読むときに 「何の変 / 哲もない花」 で切るより 「花」 までを一気に読むほうがいい。                  【 宇多 喜代子 選 】


   前の世に何願ひしや流れ星   市川市  杉森 日出夫

自分は前世で何を願ったのだろう、という発想がユニーク。このたびの人生は、前世で自分が願って選び取ったのだろうか。    【 正木 ゆう子 選 】


  朴の葉のばさらと落つるこの秋もいや捨てられぬ人への思い
                          青森市  滝野沢 弘

この朴(ほお)の葉のように、思いを落としてしまうことができたら・・・。情景と思いとが、うまく混ざり合っている。「ばさら」というオノマトペも印象的だ。  
                               【 俵  万智 選 】


今週の特選句
   五寸釘打つほど惚れちゃいない人 ( 神奈川県 高田 正夫 ?歳 )  
     なんでぇ心配すんじゃなかった・・・・・・特選。

ほかに、
  年一度輪飾りかけるための釘  ( 神奈川県 岡田 話史 81歳 )
     さ、今年もそろそろ出番だよ。

  釘のない寺がビルよりもっている       ( 岡山県 ヒロ 27歳 )
     えてして世の中はそういうものよ、ねぇ。

  五寸釘心当たりが二、三あり   ( 愛知県 伊藤 弘子 67歳 )
     なんだ心当たりあんのかよ。

  釘を打つ音で目覚める棺の中   ( 長野県 加藤  修 63歳 )
     怖いよコレ。 怖い。


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  ■
募集お題 「 提灯 」
  ■「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
  ■住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
    お題を明記してください。
  ■締め切りは12月12日(消印有効)です。
    なお応募作品は返却いたしません。
    また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
    特選句には賞金を差し上げます。
  ■ご記入いただきました個人情報は、
    本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
  ■宛先 〒102-8008
    千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


5人が乗った飛行機が空中で故障し、
全員がパラシュートを背負って飛び降りることになった。
ところが、パラシュートは4つしかない。

真っ先に飛び降りたのは政治家だった。
次に抜け目のない弁護士、そして会社経営者が続いた。
残されたのは小学生とパイロットであった。

「私はこの機のパイロットだ。君が飛び降りなさい」

「大丈夫。政治家が背負っていたのは、僕のランドセルだから」

                        【 ’12.11.13 週刊新潮 】


   寝ることが楽しくなりて秋の暮   魚津市  長多  宏

確に睡眠は快楽の一つだが、それにしても「楽しい」とはストレートな表現。睡眠が楽しければ、少なくとも人生の三分の一は楽勝。【正木 ゆう子 選】


   身に沁むやこの世の隅に独り居て   奥州市  大川 若志  

多くの人が一人で暮らしている時代。「身に沁(し)む」という しみじみとした季語を取り合わせることで、それもひとつの境地となる。【 正木 ゆう子 選 】


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