目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
1月14日の俳壇 「箒目を崩さぬほどに時雨けり」 は先行句があるため、 1月21日の俳壇 「家からも見ゆる冬田を見に出づる」 は、明治生まれの俳人・相生垣瓜人(あいおいがき かじん)に 「家にゐても見ゆる冬田を見に出づる」 という句があるため、1月28日の俳壇 「紅梅に雨降る沖は照りながら」 は先行句があるため、それぞれ入選を取り消します。
13.02.25
広がる抗議の輪 五輪になってきた ― レスリング (埼玉・破魔矢)
功績 世界平和に貢献した ― IOC理事 (ひろ介)
13.02.21
期待 レスリング外交! ― 米・イラン (不謹慎)
13.02.14
五輪除外へ
柔道じゃないの? ― レスリング界 (神奈川・星クズ)
13.02.13
センター試験国語最低
「無常ということ」 ― 小林秀雄 (猫じゃらし)
13.02.07
領海侵犯 きれいな空気を吸いに来た ― 中国船 (うじとし)
13.02.04
三宅坂 下り坂ばかりだった ― 社民党 (ゴカ坊)
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2月のUSO放送月間賞は、大阪府、無職 浜田竜哉さん(43) の
「北の宿」に決まりました。賞金1万円と記念楯を贈ります。
( ’13.03.02 朝刊 )
北の宿 花火あり
食事なし (大阪・クロ) <定形外?>
広がる抗議の輪 五輪になってきた ― レスリング (埼玉・破魔矢)
功績 世界平和に貢献した ― IOC理事 (ひろ介)
13.02.21
期待 レスリング外交! ― 米・イラン (不謹慎)
13.02.14
五輪除外へ
柔道じゃないの? ― レスリング界 (神奈川・星クズ)
13.02.13
センター試験国語最低
「無常ということ」 ― 小林秀雄 (猫じゃらし)
13.02.07
領海侵犯 きれいな空気を吸いに来た ― 中国船 (うじとし)
13.02.04
三宅坂 下り坂ばかりだった ― 社民党 (ゴカ坊)
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2月のUSO放送月間賞は、大阪府、無職 浜田竜哉さん(43) の
「北の宿」に決まりました。賞金1万円と記念楯を贈ります。
( ’13.03.02 朝刊 )
北の宿 花火あり
食事なし (大阪・クロ) <定形外?>
今週の特選句
ビルが建つ三角ベースのあの聖地 ( 東京都 荻原 英司 74歳 )
だんだん失われてゆきますね。 特選。
ビルが建つ三角ベースのあの聖地 ( 東京都 荻原 英司 74歳 )
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ほかに、
三角巾不思議に可愛い男子達 ( 三重県 笠原 純子 59歳 )
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三角は梅干丸は塩昆布 ( 兵庫県 夢邸 51歳 )
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三角に無縁の一生少し悔い ( 広島県 山本 博とし 78歳 )
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■募集お題 「 ぼんやり 」
■「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
■住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
お題を明記してください。
■締め切りは2月6日(消印有効)です。
なお応募作品は返却いたしません。
また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
特選句には賞金を差し上げます。
■ご記入いただきました個人情報は、
本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
■宛先 〒102-8008
千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係
1台の車が砂漠を走っていると、らくだに乗った砂漠の民が見えてきた。
運転手が車を停めて尋ねた。
「すみません。村はどこですか?」
「ちょっと先に木が1本あります。そこを左に曲がってまっすぐです」
「その木まではどのくらいですか?」
「150㌔」
「村までは?」
「500㌔です」
【 ’13.02.07 週刊新潮 】
来ぬ人を待つやうに待つ春もある 照屋 眞理子 ( てるや まりこ )
「来ぬ人を待つ」とは恋人が来ないとわかっていながら待っているのである。今か今かと胸をときめかせているのではない。 春は必ず来るが、このまま ずっと来ないような感じがしてならないのだ。東日本大震災を経て詠まれた句だろう。 【 '13.01.30 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】
「来ぬ人を待つ」とは恋人が来ないとわかっていながら待っているのである。今か今かと胸をときめかせているのではない。 春は必ず来るが、このまま ずっと来ないような感じがしてならないのだ。東日本大震災を経て詠まれた句だろう。 【 '13.01.30 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】
湯湯婆と書けば笑へるなあ婆さん 大和市 杉浦 正章
湯たんぽは漢字だと「湯湯婆」。何故「婆」なんだろうね。なんとも可笑しいなァ、などと傍らの奥さんを顧り見て笑い合っている。句の中ではこれでいいですが、普段はちゃんと名前で呼んで上げてください。 【 矢島 渚男 選 】
湯たんぽは漢字だと「湯湯婆」。何故「婆」なんだろうね。なんとも可笑しいなァ、などと傍らの奥さんを顧り見て笑い合っている。句の中ではこれでいいですが、普段はちゃんと名前で呼んで上げてください。 【 矢島 渚男 選 】
白菜の重さ広辞苑の重さ 三木市 神沢 誠吾
白菜を提げ帰って、ふだん世話になっている辞書の重さを感じているという事だろうか。それだけ辞書を引き慣れているわけなのだ。 【 小澤 實 選 】
白菜を提げ帰って、ふだん世話になっている辞書の重さを感じているという事だろうか。それだけ辞書を引き慣れているわけなのだ。 【 小澤 實 選 】
雁(かり)帰る夜空に声をつなぎあひ 水戸市 中崎 正紀
「流燈(りゅうとう)の待ち合わせゐる淀(よど)みかな」、
「しろがねのひかり水切る放ち鮎(あゆ)」 など、
年間をとおして拡張高い作品を寄せられた中崎氏を推奨する。夜空を渡る雁の群れが声で互いを確かめ合っているという清冽(せいれつ)な写実句であるが、それにとどまらず連帯という生物の普遍の営みに思いが広がってゆく秀句である。 【 矢島 渚男 選 】
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虫鳥の瞠(みは)る両眼(め)へ春の風 厚木市 山本 啓介
春の到来のうれしさは人だけではなく、冬の間こもっていた小さな虫や、餌の少ない冬季を生きてきた鳥も同じだという視点で作られた句。 実際に虫や鳥が眼を開いたというのではなく、それぞれの動きが活発になったということ。虫や鳥と同じく、人も春の万象へ眼を向け、春風に心身をゆだねる。春を礼賛する句として心に残る。 【 宇多 喜代子 選 】
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三月がゆく三月をのり越えて 宇陀市 泉尾 武則
上五の三月は2012年の三月であり、これから毎年やってくる三月のことでもある。対して中七の三月は、東日本大震災の起こった2011年の三月のことであろう。 そこで時が止まってしまったような「3・11」を象徴的に詠み、しかもリアル。 さらに、もっと違う解釈も可能な重層性もあり、読み手に深くものを考えさせる。 【 正木 ゆう子 選 】
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鍋に呼ぶ一人増えてもだいじょうぶ 所沢市 近藤 栄子
我が家の夕餉(ゆうげ)に友人を誘っている。「急なことで、ご迷惑でしょう」と尻込みする友人を説得する形でできている。「大丈夫」の断言がうれしい。 「一人二人増えても可能」なのが鍋もののいいところ。 この料理の本質を捉えた。「鍋もの」の意の「鍋」は冬季の季語と考えている。日常語も交えての自然体の句。上々である。 【 小澤 實 選 】
「流燈(りゅうとう)の待ち合わせゐる淀(よど)みかな」、
「しろがねのひかり水切る放ち鮎(あゆ)」 など、
年間をとおして拡張高い作品を寄せられた中崎氏を推奨する。夜空を渡る雁の群れが声で互いを確かめ合っているという清冽(せいれつ)な写実句であるが、それにとどまらず連帯という生物の普遍の営みに思いが広がってゆく秀句である。 【 矢島 渚男 選 】
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虫鳥の瞠(みは)る両眼(め)へ春の風 厚木市 山本 啓介
春の到来のうれしさは人だけではなく、冬の間こもっていた小さな虫や、餌の少ない冬季を生きてきた鳥も同じだという視点で作られた句。 実際に虫や鳥が眼を開いたというのではなく、それぞれの動きが活発になったということ。虫や鳥と同じく、人も春の万象へ眼を向け、春風に心身をゆだねる。春を礼賛する句として心に残る。 【 宇多 喜代子 選 】
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三月がゆく三月をのり越えて 宇陀市 泉尾 武則
上五の三月は2012年の三月であり、これから毎年やってくる三月のことでもある。対して中七の三月は、東日本大震災の起こった2011年の三月のことであろう。 そこで時が止まってしまったような「3・11」を象徴的に詠み、しかもリアル。 さらに、もっと違う解釈も可能な重層性もあり、読み手に深くものを考えさせる。 【 正木 ゆう子 選 】
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鍋に呼ぶ一人増えてもだいじょうぶ 所沢市 近藤 栄子
我が家の夕餉(ゆうげ)に友人を誘っている。「急なことで、ご迷惑でしょう」と尻込みする友人を説得する形でできている。「大丈夫」の断言がうれしい。 「一人二人増えても可能」なのが鍋もののいいところ。 この料理の本質を捉えた。「鍋もの」の意の「鍋」は冬季の季語と考えている。日常語も交えての自然体の句。上々である。 【 小澤 實 選 】
13.01.26
柏鵬戦閻魔(えんま)に聞かす鈴木アナ 東京 武笠 利彦
柏鵬戦閻魔(えんま)に聞かす鈴木アナ 東京 武笠 利彦
今週の特選句
赤提灯出世払いを待てず消え ( 神奈川県 湘茅坊 75歳 )
今更だけど、今更だけどね・・・・・・特選。
赤提灯出世払いを待てず消え ( 神奈川県 湘茅坊 75歳 )
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ほかに、
提灯を点しお盆に親と会う ( 茨城県 梅津 多嘉士 77歳 )
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提灯の持ち方悪く左遷され ( 熊本県 伏貫 直美 ?歳 )
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提灯に誘い上手な灯が点り ( 北海道 田中 良積 67歳 )
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■募集お題 「 薔薇 」
■「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
■住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
お題を明記してください。
■締め切りは1月30日(消印有効)です。
なお応募作品は返却いたしません。
また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
特選句には賞金を差し上げます。
■ご記入いただきました個人情報は、
本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
■宛先 〒102-8008
千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係