目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   東京に江戸重ねつつ花歩き   柳井市  清水 哲史郎

町歩きが盛んだ。東京には江戸が重なっている。地図を片手に、その昔を想像しながら歩くのは楽しいことだろう。折から桜の季節。【 矢島 渚男 選】


   青い鳥の来てゐるやうな春の山   水戸市  中崎 正紀

この「青い鳥」は幸福の象徴であろう。春の山の息吹を歓喜の季節の到来と感じた句。                       【 宇多 喜代子 選 】


 日本の哀しみの尖(さき)に貼りついた桜はライトアップしてはいけない
                           海南市  鬼川 起実

サクラは特別の花。歴史をひもとけば文化のエッセンスがこもる。暗闇の中にこそ見るべきで、夜間照明などつけてはいけない。 作者の鋭い批評精神に拍手。                             【 小池  光 選 】

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                   < 紫綬褒章、おめでとうございます >



  この妻の夫で良かりし半世紀新茶ですよと少しぬるめに
                      茅ヶ崎市  雨宮 俊平

50年を連れ添うご夫婦の仲睦まじい姿。 心から羨ましいなあと思う。 
新茶はややぬるめの湯でとろりといれるとおいしい。 静かな会話も聞こえてきそうな一首である。                   【 栗木 京子 選 】



田原総一朗・司会の「朝まで生テレビ」 ( テレビ朝日系 )
    「激論!ネット世代が日本を変える?!」

パネリスト
飯田 泰之 ( 明治大学政治経済学部准教授、37 )
荻上 チキ ( 評論家、「シノドスジャーナル」編集長、31 )
乙武 洋匡 ( 作家、東京都教育委員、37 )
駒崎 弘樹 ( NPO法人フローレンス代表理事、33 )
慎   泰俊 ( NPO法人Living in Peace代表理事、31 )
津田 大介 ( ジャーナリスト、メディア・アクティビスト、39 )
経沢香保子( トレンダーズ(株)代表取締役、39 )
古市 憲寿 ( 社会学者、東京大学大学院博士課程、28 )
堀江 貴文 ( SNS(株)ファウンダー、40 )
堀     潤 ( 市民ニュースサイト「8bit News」主宰、元NHKアナ、35 ) 
TOKYO PANDA ( カリスマファッションブロガー、上海在住、29 )

この中の誰か一人を検索してみませんか。きっと新しい世界が広がります。
  <ケーブルテレビ「テレ朝チャンネル2」で5月12日5時から再放送>


今週の特選句
   嬉しくも悲しくもなく鯉眺む  ( 東京都 田邉  聡 46歳 )  
     日々はただ淡々と過ぎてゆきます。 特選。

ほかに、
  手をたたくその人だけに鯉が寄る  ( 静岡県 石井 美佐子 54歳 )
     みんなにいい顔はしてられねぇもの。

  まな板の鯉が聞いてる医者の私語 ( 兵庫県 藤田 正亮 66歳 )
     お願い選んで、言葉選んで、お願い。

  広島じゃ秋まで揚げたいこいのぼり ( 静岡県 木村 哲朗 57歳 )
     大阪の人はみんな虎のパンツだもんね。


  無邪気な児背中の鯉を撫で回す  ( 神奈川県 鵠沼・けん 50歳 )
     ビビるな親父、子供じゃしょうがねえ。


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  ■
募集お題 「 スキップ 」
  ■「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
  ■住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
    お題を明記してください。
  ■締め切りは5月8日(消印有効)です。
    なお応募作品は返却いたしません。
    また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
    特選句には賞金を差し上げます。
  ■ご記入いただきました個人情報は、
    本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
  ■宛先 〒102-8008
    千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


   ふつくらと妻七十の花衣   鶴岡市  広瀬  弘

70になっても 「ふっくら」 と若々しく、着飾って花見に行く妻への手放しの賛歌。
なんと率直で幸せに満たされた句だろう。 「七十」 の具体性がいいのだ。
                                    【 矢島 渚男 選 】


   寄りそひて勿忘草(わすれなぐさ)を播きしこと   
                       大津川市  横山  茂

二人で花種を播くというささやかな日常。それがもう叶(かな)わない事情は推し量るしかないが、行為がささやかであればあるほど、儚(はかな)い美しさが立ちのぼる。花の名が象徴的。           【 正木 ゆう子 選 】


   母の忌や花菜はさつと茹でるもの   埼玉県  小鹿原 君江

季節の食べ物の味が亡き母を思い出させるという句はくある。作者は料る前の「花菜」の扱いを母に教えられたのだろう。たしかに花菜を茹(ゆ)でる心得は「さつと」にある。                【 宇多 喜代子 選 】

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   【 料(りょう)る 】 (俗)料理する。


  震える手「きょうだいゲンカかなしいよ」93歳の母のハガキに
                       仙台市  渡辺 不二夫

哀切な歌。兄弟ゲンカの当事者の一方は作者なのだろう。いくつになっても母は母、子は子。 兄弟仲良くいてくれることがなによりの親孝行。 人生はむずかしい。                          【 小池  光 選 】



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