目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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捨ててこそ、新しい人生が始まる
 60すぎたら、どんどん捨てなさい
  ①親を捨てる ②子供を捨てる ③友人を捨てる ④家を捨てる 
  ⑤見栄を捨てる ⑥年賀状やお中元をやめる ⑦カネを捨てる 

                       【 週刊現代 03 / 01号 新聞広告 】


   ポケットに全財産や春の旅   西村 麒麟 ( にしむら きりん )

ポケットの中のわずかな現金が全財産。限りなく心細くはあるが、はてしない自由を手にしているような気分でもある。このアンバランスの上にどうにか両足で立っているのが若さなのだろう。 「安泰な青春」など言語矛盾というもの。
                      【 '14.02.15 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】


   冬休みなわとびいっぱいれんしゅうした
        和歌山県 美浜町立松原小学校1年  大江 采穂

冬休みの頃(ころ)は寒(さむ)い日が続(つづ)きますが、 少しでもうまくなりたくてがんばったのでしょう。 達成感(たっせいかん)が 「れんしゅうした」の語(ご)に表(あらわ)されています。      【 ’14.02.15 KODOMO俳句 高柳 克弘 選 】


今週の特選句

  できるだけゆっくり食べる子のみやげ( 東京都 五十嵐 晋二 67歳 )  
     嚙みしめて味わって・・・・・・嬉しいな、 特選。


ほかに、
  手土産が気まずいほどにもてなされ  ( 広島県 藤岡 圭二 70歳 )
     わざとなんじゃないかな。


  ウォーキング妻の土産に土筆(つくし)取る( 岐阜県 桑原 寂 72歳 )
     わ、奥さんニコニコ喜ばれますね。

  子の土産亡妻(つま)に供えて孫にやり ( 大阪府 國米 純忠 85歳 )
     母さん、みんなで頂こうなぁ。

  おみやげは笑顔と言ってしらけさせ  ( 大阪府 渡辺 たかき 53 歳 )
     もう一度、旅に行ってこい。


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   ■
募集お題 「 検索」
   ■ 「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
   ■ 住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
      お題を明記してください。
   ■ 締め切りは2月19日(消印有効)です。
      なお応募作品は返却いたしません。
      また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
      特選句には賞金を差し上げます。
   ■ ご記入いただきました個人情報は、
      本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
   ■ 宛先 〒102-8008
      千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


   ともかくも何か啄む寒雀   越谷市  小松 まさる

雀(すずめ)がしきりに何かを啄(ついば)んでいる。人には何も無いようにみえる処(ところ)にも、餌となるものはあるのだろう。 さらりと詠んで、雀を活写。
                                   【 正木 ゆう子 選 】


   重箱を洗ひ正月閉ぢにけり   土浦市  山本 勝成

まことにその通りなのだが、俳句でこれを言われたか。そんなあっけらかんとした説得力があって面白い。                       【 宇多 喜代子 選 】


   老の文字使わぬ決意初句会   東京都  駒形 光子

私は晩年の加藤楸邨に たびたびお会い出来たが、先生は80代になられてからも「老」の言葉を俳句に決して用いない人だった。 老いと懸命に闘われていたからだろう。この句からそんなことを思った。               【 矢島 渚男 選 】

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【 ( 同じ日の ) 矢島 渚男 選 】

   凍土固し虜囚の死体重ね置く     帯広市  吉森 美信  

   八十路にてみなし児となり餅を焼く   茨城県  柿崎 桂子


【 宇多 喜代子 選 】
   火の神を呼んで鎮めてどんどの火   埼玉県  小暮 正雄

【 正木 ゆう子 選 】
   炉を焚いて古民家移築祝いたり    前橋市  船戸 冨士江

【 小澤  實 選 】
   かまくらに座布団敷いて神祀る     武蔵野市  相坂  康


    雪だるまつくりて家族ひとり増す心地そのままキッチンに立つ
                           八代市  中島 由里

楽しい冬のひとこま。「心地そのまま」というつなげ方が上手い。 【 俵  万智 選 】


今週の特選句

  「点くかしら」父のライター撫でる母 ( 静岡県 石川 柳寿 58歳 )  
     胸に思い出を灯してくれますよ。  特選。


ほかに、
  ライターの火が映しだす秘めた夜   ( 北海道 武田  悟 55歳 )
     よォよォ。火遊びだね。


  客に火を差し出しながら顔を読む   ( 東京都 長島 ター坊 71歳 )
     これも仕事だ。お疲れ様です。

  ドル箱を積んでる人から火を借りる  ( 東京都 片山 宏史 64歳 )
     運もお裾分けしてもらいたいもんです。

  ゴーストの微妙に癪なベストセラー     ( 静岡県 樋口  馨 歳 )
     襟巻きも身ぐるみもはがされるぞォ。


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   ■
募集お題 「 マスク 」
   ■ 「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
   ■ 住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
      お題を明記してください。
   ■ 締め切りは2月12日(消印有効)です。
      なお応募作品は返却いたしません。
      また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
      特選句には賞金を差し上げます。
   ■ ご記入いただきました個人情報は、
      本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
   ■ 宛先 〒102-8008
      千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


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