目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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今週の特選句

  マスクした目は正直に嘘をつく    ( 三重県 井上 速義 63歳 )  
     毎度その瞳にやられちまうんだ・・・・・・ 特選。


ほかに、
  ああ残念あの娘マスクを取っちゃった ( 愛知県 有賀 昭七 81歳 ) ★
     惜しかったなー、何故かは言えねえけど。


  歯科助手は外だと誰だかわからない  ( 広島県 田雁 陽子 38歳 )
     器具持って歩いてくれればいいのに。

  男前過ぎてマスクで隠したい      ( 福岡県 ハズレバンド ?歳 )
     遠慮しないですっぽり隠しな。

  春先は仮面夫婦になるわが家    ( 静岡県 石川 柳寿 58歳 )
     春は敏感なのね、普段は鈍なのに。


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   ■
募集お題 「 机 」
   ■ 「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
   ■ 住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
      お題を明記してください。
   ■ 締め切りは3月26日(消印有効)です。
      なお応募作品は返却いたしません。
      また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
      特選句には賞金を差し上げます。
   ■ ご記入いただきました個人情報は、
      本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
   ■ 宛先 〒102-8008
      千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


   日向ぼこ陽ほど静かなものはなし   長野市  上野 ただし

平明だが、太陽をこんな風に詠んだ句はありそうで無いかもしれない。巨大にして無音。すべての命にエネルギーを送りつつ、静か。       【 正木 ゆう子 選 】


   地震にてずれたる鏡餅正す   取手市  杉野 寵児

地震でずれてしまった鏡餅を直している。淡々と述べているが、正月の地震は予告するようで不気味。                         【 矢島 渚男 選 】


  腐りゆく玉ねぎの皮剥ぎ取れば真白き芯あり我にはあるか
                          千葉市  西村 恵子

中までは腐っていないという発見。現在の自分を「腐りゆく玉ねぎ」に重ね合わせている点は、つらい状況を連想させる。が、まっ白な芯が自分にもあるかという問いかけは、とても前向きだ。                       【 俵  万智 選 】


   卒業式いつかは私も友達も
          北海道 砂川市立中央小学校5年  高橋  和

先輩たちが卒業していくのを見て、1年後の自分たちを想像したのでしょう。「私も友達も」とたたみかけるような調子でさびしさを訴えかけています。先輩のように立派(りっぱ)に卒業していこうという決意(けつい)もうかがえます。
                 【 ’14.03.15 KODOMO俳句 高柳 克弘 選 】


今週の特選句

  三回忌父の茶碗で酒を飲み      ( 三重県 井上 速義 63歳 )  
     一緒に飲もうか親父。あー旨ぇ、 特選。


ほかに、
  百均の茶碗で人生やり直す      ( 兵庫県 小島 節子 71歳 )
     千里の道も百均から。


  皿飛ぶが夫婦茶碗に手を付けず    ( 宮城県 浜谷 一生 72歳 )
     興奮しながら冷静なんだね。

  帰省する子のお茶碗を洗いおく    ( 石川県 山本 静香 75歳 )
     もうすぐ汚されるのも、嬉しいですね。

  ゴキブリに茶碗かぶせて思案中       ( 兵庫県 たむ平 57 歳 )
     職業病でしょうか。


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   ■
募集お題 「 ポスト 」
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      なお応募作品は返却いたしません。
      また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
      特選句には賞金を差し上げます。
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      本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
   ■ 宛先 〒102-8008
      千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


   卒業の日も自転車の二人乗り   さいたま市  藤井 明日香

貧しく自転車を買えない親友を後ろに乗せて通学してきた。卒業の日も同様である。ただ、明日からは別々の生活となる。 最後の行き返りを思うと、しみじみとしてくる。                                  【 小澤  實 選 】


   初恋の達磨ストーブ手をかざす   羽曳野市  鎌田  武

かつて学校の暖房は達磨(だるま)ストーブだった。それを囲んで友達と話した休み時間の楽しい思い出。わが初恋もそこで芽生えたという。田舎の駅の待合室などには今でもある。                          【 矢島 渚男 選 】


  病むわれにメビウスの輪形のマフラーを編みて送り来(く)遠く住む娘(こ)は
                             長崎市  谷川 博美

帯状のものを一回ねじって輪にするのが 「メビウスの和」。 裏も表もなくなる。病む母を案じて娘が送ってくれた、ちょっと風変わりな贈り物。うれしかった。
                                     【 小池  光 選 】


  「ピーマンのくたくた煮」とはカツ代さんよくぞ教えてくださいました
                           小金井市  桑原 礼子

1月に亡くなった調理研究家の小林カツ代さん。創意工夫に満ちたレシピは簡単にできて、おいしかった。ご冥福を祈ります。           【 栗木 京子 選 】


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