目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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今週の特選句

  同じ事したのに女子は空バケツ     ( 埼玉県 境  謙治 65歳 )  
     そんな事でスネるんじゃない! でも特選!


ほかに、
  おれ用の下着バケツが風呂場にある  ( 大阪府 洞根 晏之丞 59歳 )
     いろんな意味で特別扱いなんですね。


  雑巾を知らぬバケツも増えている      ( 宮城県 藤野 幸吉 62歳 )
     雑巾を知らないバケツ達。

  雪達磨阿弥陀に被る赤バケツ     ( 神奈川県 守安 雄介 70歳 )
     あぁ、日本の正しい雪ダルマだ。

  吸殻を入れるバケツに月の影         ( 長野県 熊谷  進 62歳 ) 
      んー、汚いような、きれいなような・・・・・・。
    < 映るかな? >          

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   ■
募集お題 「 エレベーター 」
   ■ 「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
   ■ 住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
      お題を明記してください。
   ■ 締め切りは9月3日(消印有効)です。
      なお応募作品は返却いたしません。
      また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
      特選句には賞金を差し上げます。
   ■ ご記入いただきました個人情報は、
      本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
   ■ 宛先 〒102-8008
      千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


   この街は寂しすぎると帰省の子   一関市  木村 成幸

帰省して夏休みを過ごしている若者が、ポツリと率直な感想をもらした。大都市圏へ人口流入が続き、地方都市は衰微(すいび)するばかりという悲しい現状が背後にある。                              【 矢島 渚男 選 】


   癒ゆるなき兄と夕焼け見てゐた日   東京都  吉田 かずや  

語るでもなく、ただ並んで夕焼けを見ていた。悲しくなかったはずなのに、なぜかあの時を思うと、胸が温かくなる。大切な思い出。          【 正木 ゆう子 選 】


  落し物気付かずかけだす乙女子に十年ぶりの大声をあぐ
                        清瀬市  石井  孝

親切心から思わず大声で呼び止めていた。 作者は温厚な人なのだろう。
十年ぶりの大声が怒声や悲鳴でなくてよかったですね。    【 栗木 京子 選 】


今週の特選句

  子の部屋のポスターで知る子の歴史   ( 埼玉県 鉄砲弥八 62歳 )  
     あの子も大きくなりやがって・・・・・・ 特選。


ほかに、
  落選を知らず笑っているポスター   ( 島根県 録画は家康天 52歳 ) ◎
     なにやら哀愁が漂う笑顔ですな。


  冷やし中華始めましたのままで秋   ( 神奈川県 長谷川 彰 65歳 )
     もう5年くらい貼りっぱなしだろ、それ。

  銭湯の手配写真の前で脱ぐ       ( 東京都 斉藤 光雄 83歳 )
     見られてるぜ、手配犯に。

  毎日のキスでアイドルふやけてく     ( 埼玉県 飯嶌 直樹 47歳 ) 
      よせ、破ける。唇から隙間風が入る。
            

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   ■
募集お題 「 台風 」
   ■ 「お題」にそった川柳を、はがき1枚につき1句から5句まで。
   ■ 住所・氏名(ペンネームの場合も必ず本名を)・年令・電話番号・
      お題を明記してください。
   ■ 締め切りは8月27日(消印有効)です。
      なお応募作品は返却いたしません。
      また、同じ句を他誌に投稿する二重投稿は厳禁です。
      特選句には賞金を差し上げます。
   ■ ご記入いただきました個人情報は、
      本欄への掲載と賞金発送にためにのみ使用いたします。
   ■ 宛先 〒102-8008
      千代田区紀尾井町3-23 週刊文春「川柳のらりくらり」係


   三代の声を枕の昼寝かな   東京都  をがは まなぶ

盆帰省でのひとこまか。 三代にわたる血縁が集まった実家。 久々に会う皆の声を聞きながら、涼しい風に眠りかけている作者である。      【 正木 ゆう子 選 】


   新しき噂も運ぶ団扇かな   門真市  皆木 多恵子

寛(くつろ)いだ場での噂(うわさ)。 夕涼みか、端居か。 この場の小道具として、「団扇(うちわ)」が大きな効果をあげている。         【 宇多 喜代子 選 】


  風鈴の高さに風の吹きいるか届かぬ風を音色にて知る
                         茨木市  瀬戸 順治

昼寝だろうか。 風鈴の「高さ」という語で、自分の低さを表現している。 肌ではなく耳で感じる風である。                        【 俵  万智 選 】


  われといふ死者のとなりに昼寝覚   武田  肇( たけだ はじめ )

昼寝から覚めると絶命した自分が隣に横たわっていた。眠りはじつは魔の時間である。人は眠るとき、しばし自分と別れるのだが、目覚めるとき、もとの自分に戻れると信じているから安らかに眠れる。ただし、そうでないこともある。
                      【 '14.08.14 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】


  草を取る草に文句を言ひながら   東京都  斎木 百合子

草に文句を言ってもしょうがない。しかし 根深く繁茂する草を取るのはたいへんで、悪口が口をついて出てしまうのである。 草取りの労苦が描きとられている。 
                                    【 小澤  實 選 】


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