目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
刃を入るる隙(すき)なく林檎(りんご)紅潮す
野沢 節子 (のざわ せつこ)
真っ赤に熟れたリンゴ。 さて皮をむくのに、どこからナイフを入れたものか、一瞬戸惑ってしまったのだ。 艶(つや)やかな紅の肌を傷つけるのが惜しくて。 終戦5年目の秋の句。それを思い合わせれば、一個のリンゴ、いよいよまぶしい。 【 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】
野沢 節子 (のざわ せつこ)
真っ赤に熟れたリンゴ。 さて皮をむくのに、どこからナイフを入れたものか、一瞬戸惑ってしまったのだ。 艶(つや)やかな紅の肌を傷つけるのが惜しくて。 終戦5年目の秋の句。それを思い合わせれば、一個のリンゴ、いよいよまぶしい。 【 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】
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