目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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【 岡野 弘彦 選 】
  最上川に夕日あまねくさざ波はとどこほるなし茂吉おもへり
                            村山市  飯田 正義
今回の3首は、作者の原作を記します。「最上川に夕日届きてさざ波のとどこほるなし茂吉先生顕(た)つ」。添削した形と比べてください。これで茂吉先生もご満足のはず。

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  雪ふかき山吹き越ゆる北風にほろほろと散る庭の山茶花
                            高槻市  佐々木 文子

原作は「 雪積もる山越えてくる北風にほろほろ山茶花重なりて冷ゆ 」。 北側に山地を持つ地形から吹きおろす北風に散る山茶花(さざんか)の感じが、すっきりと自然に伝わります。

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  稀勢の里がこぼす涙は美しき熱きもの胸にあふれきにけり
                            橋本市  宮本 好美

原作は「 稀勢の里の無垢の涙の美しく熱きもの胸にあふれてやまず 」。 三句できっぱり切って、自他の感動が際立ちます。 


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