目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
一分二分三分四分の花段々 大牟田市 田中 久徳
桜の花の満開までの様子を、一分二分、七分八分とかぞえつつ待つ。その気分の高まりを「花段々」と簡潔に言い表した句。満開になるまでの時間をうまく表現した句。
退院の一歩に仰ぐ桜かな 大牟田市 西山 徳子
桜の時季の退院。病院の玄関を出て、まず仰いだのが桜。治療のつらい日には思ってもみなかったことだ。幸先のよい気分がふつふつとみなぎる。
朝刊の紙面いっぱい花便り 佐野市 丹羽 恒子
なんと素直な句だろうと思う。この句の着眼は「朝刊」。新鮮な朝の気持ちのよさがよく伝わる。
【 宇多 喜代子 選 】
桜の花の満開までの様子を、一分二分、七分八分とかぞえつつ待つ。その気分の高まりを「花段々」と簡潔に言い表した句。満開になるまでの時間をうまく表現した句。
退院の一歩に仰ぐ桜かな 大牟田市 西山 徳子
桜の時季の退院。病院の玄関を出て、まず仰いだのが桜。治療のつらい日には思ってもみなかったことだ。幸先のよい気分がふつふつとみなぎる。
朝刊の紙面いっぱい花便り 佐野市 丹羽 恒子
なんと素直な句だろうと思う。この句の着眼は「朝刊」。新鮮な朝の気持ちのよさがよく伝わる。
【 宇多 喜代子 選 】