目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   鵜のつらに篝(かがり)こぼれて憐也   荷兮 ( か けい )

句の前書に「岐阜にて」とあるとおり、長良川の鵜飼(うかい)の句である。鵜匠の捌(さば)く綱に操られながら泳ぎまわる鵜の顔に、篝の火の粉が飛び散る。
「憐也(あわれなり)」とは健気(けなげ)なことだという思いと美しいなあという感嘆が入り混じる。荷兮は名古屋の人。  【 '14.06.23 四季 ・ 長谷川 櫂 選 】


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