目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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  木片を焼(く)べて記憶を灰にする火の粉よ還れ闇深き森へ
                      藤田 千鶴 ( ふじた ちづる )

かつては家であり舟であった木片。いま焚(た)き火に投げ入れられ、炎をあげている人間の記憶のかけら。その木片も人間によって意味を与えられる前は森の大樹だった。こまごました人間界の外側には、はるかに大きな世界が広がっている。
                     【 '14.01.14 四季 ・ 長谷川  櫂 選 】


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