目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
凍蝶(いてちょう)も焚(た)いてしまつたかも知れぬ 仙田 洋子
落ち葉を焚きながら思ったのだ。 その中に凍(こご)えた蝶がまぎれていたかもしれない。翅(はね)をたたみ、もはや飛ぶこともない。かといって命がないわけではない。魂だけが飛びたってゆくのをじっと待っている、ひとひらの落ち葉のような冬の蝶。 【 四季 ・ 長谷川 櫂 】
凍蝶(いてちょう)も焚(た)いてしまつたかも知れぬ 仙田 洋子
落ち葉を焚きながら思ったのだ。 その中に凍(こご)えた蝶がまぎれていたかもしれない。翅(はね)をたたみ、もはや飛ぶこともない。かといって命がないわけではない。魂だけが飛びたってゆくのをじっと待っている、ひとひらの落ち葉のような冬の蝶。 【 四季 ・ 長谷川 櫂 】