目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
戦傷の義眼のままに焼かれたる
義父(ちち)は死ぬまで戦をかたらず 佐世保市 近藤 福代
上の句のきびしさが、一首をつらぬいている。白じろと崩れる遺骨の中に、 義眼だけがぎらりと光っているような気がして、下の句の内容を確かなものにする。 【 岡野 弘彦 選 】
義父(ちち)は死ぬまで戦をかたらず 佐世保市 近藤 福代
上の句のきびしさが、一首をつらぬいている。白じろと崩れる遺骨の中に、 義眼だけがぎらりと光っているような気がして、下の句の内容を確かなものにする。 【 岡野 弘彦 選 】
Comment