月夜茸生者が死者を語るとき 川崎市 堅助
生きている者は死者の思い出を語る。そうすると、どこかで月夜茸(つきよたけ)が育っていくというのだ。 暗いところでは青白く発光する月夜茸は、どこか死の雰囲気をまとっている。 【 小澤 實 選 】