目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
子育ての大暑は行事多かりき 習志野市 西関 真理子
二十四節気の一つ大暑は、7月23日前後で、学校が夏休みに入るころ。暑さの厳しい季節は、最も子供の成長著しいときでもある。 【 正木 ゆう子 選 】
二十四節気の一つ大暑は、7月23日前後で、学校が夏休みに入るころ。暑さの厳しい季節は、最も子供の成長著しいときでもある。 【 正木 ゆう子 選 】
自転車の前と後ろに子を乗せて右手に日傘怖ろしき母
高槻市 東谷 直司
なんともエネルギーあふれる若きママである。 自転車の前後に子供を乗せて、すいすいと片手運転。 はらはらしながら「怖ろしき」には感嘆の感情もまじるか。
【 小池 光 選 】
<自転車の片手運転が違法行為であることを知った上で選ばれたのでしょうか>
高槻市 東谷 直司
なんともエネルギーあふれる若きママである。 自転車の前後に子供を乗せて、すいすいと片手運転。 はらはらしながら「怖ろしき」には感嘆の感情もまじるか。
【 小池 光 選 】
<自転車の片手運転が違法行為であることを知った上で選ばれたのでしょうか>
ゴールテープ近づく近づく夏の風
東京都 江東区立毛利小学校4年 主藤 槙太郎
運動会のレースですね。 走っている自分の視点 (してん) で詠(よ)んでいるのが新鮮(しんせん)です。 「近づく近づく」でゴールしようとする場面が躍動的(やくどうてき)に表現されています。「夏の風」の 季語の 清清(すがすが)しさも、効果的(こうかてき)です。 【 ’15.08.08 KODOMO俳句 高柳 克弘 選 】
東京都 江東区立毛利小学校4年 主藤 槙太郎
運動会のレースですね。 走っている自分の視点 (してん) で詠(よ)んでいるのが新鮮(しんせん)です。 「近づく近づく」でゴールしようとする場面が躍動的(やくどうてき)に表現されています。「夏の風」の 季語の 清清(すがすが)しさも、効果的(こうかてき)です。 【 ’15.08.08 KODOMO俳句 高柳 克弘 選 】
サイダーやわが永遠の片思ひ 大和郡山市 宮本 陶生
サイダーを飲んでいる時に、かつての少年時代の片思いを思い出しているのだ。 「わが永遠の」が、なんともすばらしいと思う。 【 小澤 實 選 】
サイダーを飲んでいる時に、かつての少年時代の片思いを思い出しているのだ。 「わが永遠の」が、なんともすばらしいと思う。 【 小澤 實 選 】
濁流は放蕩息子桜桃忌 高島市 足立 てるを
濁流も放蕩息子(ほうとうむすこ)も気ままで思うに任せない。それを入水自殺した太宰の忌に結んで面白い。 【 矢島 渚男 選 】
濁流も放蕩息子(ほうとうむすこ)も気ままで思うに任せない。それを入水自殺した太宰の忌に結んで面白い。 【 矢島 渚男 選 】
30年お世話になりし老医師の閉院通知しづかに読みぬ
所沢市 阿部 至
お医者さんとて人間である。病気もすれば老いもする。これまでと決意して、閉院したのだろう。 30年! 医師と患者のあいだの信頼に満ちた心の交流が感じられる。 【 小池 光 選 】
< 「老」は適切なのだろうか? >
所沢市 阿部 至
お医者さんとて人間である。病気もすれば老いもする。これまでと決意して、閉院したのだろう。 30年! 医師と患者のあいだの信頼に満ちた心の交流が感じられる。 【 小池 光 選 】
< 「老」は適切なのだろうか? >
透明な人が隣にいる真夏 塩尻市 神戸 千寛
日本人にとって、夏は戦争や死を思う季節。「透明な人が隣にいる」とは、死者の気配を感じていることを表現したのではないか。 【 小澤 實 選 】
日本人にとって、夏は戦争や死を思う季節。「透明な人が隣にいる」とは、死者の気配を感じていることを表現したのではないか。 【 小澤 實 選 】
豚小屋で回る大きな扇風機 名古屋市 浅井 清比古
豚小屋を快適にするために活躍している扇風機である。 もちろん、 その恩恵は、豚たちのみならず、そこで働く人間も受けている。 【 小澤 實 選 】
豚小屋を快適にするために活躍している扇風機である。 もちろん、 その恩恵は、豚たちのみならず、そこで働く人間も受けている。 【 小澤 實 選 】
初めての八十歳や白絣 三条市 星野 愛
とぼけた真面目である。いよいよ80だという、未知の月日に向かう楽しみか、覚悟か。 おろおろ狼狽(うろた)えたところのない「白絣」である。 【 宇多 喜代子 選 】
とぼけた真面目である。いよいよ80だという、未知の月日に向かう楽しみか、覚悟か。 おろおろ狼狽(うろた)えたところのない「白絣」である。 【 宇多 喜代子 選 】
何もかも未完のままに過ぎて来し米寿の峠を振り返るなり
佐久市 木内 重秋
老境88歳の感慨。 重い実質をふくむ。 思えばあれもこれも未完であった。しかしそれこそが人生というものかも知れない。 【 小池 光 選 】
佐久市 木内 重秋
老境88歳の感慨。 重い実質をふくむ。 思えばあれもこれも未完であった。しかしそれこそが人生というものかも知れない。 【 小池 光 選 】