目についた記事を、その時々に書き込むつもりです。
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   揺れやすきものばかりなる秋の草   藤岡市  飯島 加津枝

たしかに左様だと、ススキ、リンドウ、コスモス、と指を折ってゆく。 知り尽くしている、ごく当たり前のことが大発見のように思われる。これが俳句の妙味。
                                  【 宇多 喜代子 選 】


   木犀のかすかな魔法をかけられてひとりふたりと本屋に入る
                          仙台市  石川 初子

ようやく涼しくなり、秋の気配を感じると、久しぶりに本屋に入ってみようかという気にもなる。 木犀(もくせい)の魔法という表現が秀逸だ。      【 俵  万智 選 】


   木の下でどんぐり落ちるのまっている
        東京都 府中市立府中第十小学校3年  森田 怜和

空を見上げてどんぐりが落ちるのを待つ。 なんと豊(ゆた)かな時間でしょうか。
秋らしい、穏(おだ)やかな俳句です。
               【 ’13.11.02 KODOMO俳句 高柳 克弘 選 】


   小鳥来てみやげ話をまきちらす   可児市  羽貝 昌夫

この鳥、鵯 ( ひよどり ) ではないだろうか。 到着するなり賑やかに鳴きたてて、ああ大変だった、やっと着いたと騒ぐ。 日記を見ると、鵯の来る日・去る日は毎年殆ど変わらない。                             【 正木 ゆう子 選 】


   曼珠沙華華華華の文字混むや   大分市  阿部 嬉子

群れ咲いている曼珠沙華(まんじゅしゃげ)をかく描写している。華の字に曼珠沙華の花そのものを感じているのだ。たしかに字の奥に花が見えてくる。【 小澤 實 選 】


   藷堀の園児の後の藷を掘る   山梨市  笠井 直光

わいわいと園児たちが掘った後の畑には、まだまだお藷(いも)が残っている。子供たちの今日の笑顔を思い出しながらそれを掘る。         【 正木 ゆう子 選 】


   円空仏に似たりと拾ふ檪の実   東京都  小野 はな

はて何処が円空仏に似ているのか。そうだ、きっと丸っこい檪(くぬぎ)の実 全体が笑顔に見えたのだ。丸顔で笑う仏様。木の実がそう見えたら幸せ。
                                    【 正木 ゆう子 選 】


   まちがひのもとは近道秋の暮れ   由利本荘市  松山 蕗州

茸(きのこ)取りの山道などではよくある事態だが、町中の散歩でもあり得ること。 近道をしたばっかりに道に迷ってしまった。こうしたことは国家社会の場合にも起こるという思いもあるのだろうか。                     【 矢島 渚男 選 】


  人はみな海より生れしという証 波と渦とを指に刻めり
                        池田市  今西 幹子

遠い太古の記憶を、人はその体に刻んでいたのだ・・・・・・指紋のことを、こんなロマンチックに詠めるのかと感銘を受けた。               【 俵  万智 選 】


   栗飯と決めて献立動きだす   淡路市  稲谷 有記

一つの食材から献立を発想することはよくある。食いしん坊には楽しみの多い秋。動き出すとは、献立も手順も手も足も動き出すのだ。    【 正木 ゆう子 選 】


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